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住宅ローンで無理をしない生活設計を目指す

投資のヒント 投資のヒント-備忘録
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住宅ローンは年収の8倍から10倍が目安という主張もあるが

 Twitterで流れてきた情報です。のらえもんさんの記事です。

住宅ローンは年収の8倍から10倍までが目安??一体何言ってるんだ・・・ | マンション購入を真剣に考えるブログ

 

 紹介されている櫻井幸雄氏 / 住宅ジャーナリストの元記事を部分引用します。

住宅購入額の目安は年収の8~10倍に

http://mainichi.jp/premier/business/articles/20170215/biz/00m/010/017000c

 実際、「かつての高金利はどれだけひどいものだったか」に関しては、情報があふれている。しかし、「今の低金利がどれだけ有利か」の説明はほとんど見かけない。


 前述した現在の総返済額と返済額の元金比率も、「初めて知った」という人が多いのではないだろうか。


 以前、この連載で紹介した通り、超低金利の今、購入できる家の価格が年収の何倍までか、の目安も変わった。昭和時代は「年収の5倍まで」とされたが、現在は「年収の8倍から10倍まで」が現実的な目安だ。


 超低金利であることを考慮すると、昭和時代に3000万円台の住宅を買っていた人は、今、同じ返済額で5000万円台の住宅を買うことができる。


 このように今、住宅ローンは昭和時代より借りやすく、返しやすい。しかし、それを強調しすぎると、ローン破綻する人が増えるかもしれない。だから金融機関は積極的にアピールしないのだろう。


 しかし、今の住宅ローンの金利水準はそれくらい有利である。多くの人に知っておいてほしいと私は考えている。

 

 私と考え方が全く違う意見だったので、とてもビックリしました。仮に年収の10倍で借りると、月々の返済額で押しつぶされる生活になるでしょう。ただ、提案性のある主張というのは私は好きです。

 

 また、人それぞれの人生観があるので、それは尊重されるべきだと思っています。実際に計算してみましょう。

ざっくりと計算をしてみると、月々返済額がなんだかすごい

 仮に年収750万で、7500万円30年固定で借り入れるとします。金利が約1%として、月々返済額はおよそ27万円ぐらいです。年収750万円は、所得ベースで考えると月々42万ちょっとの手取りでしょう。もちろんボーナスも込です。

 

 月平均15万円程度しか手元に残らないことになります。

 

 15万円で光熱費やら食費やら、生活全般の切り盛りをするということです。ギリギリまで切り詰めれば生活できなくはないのかもしれませんが、まさに人生観が問われるということになります。出家レベルの悟りと苦行が必要になります。

f:id:tapazou:20170219110124p:plain

画像は住宅ローンシミュレーションから。便利です。

 

 私は賃貸派でしたが、低金利を受けて持ち家派に転向しました。ちなみに私が借り入れている金額が1750万円、金利0.75%、固定30年です。これで月々およそ5万円の返済額です。たしかに低金利で借りやすくなったというのは実感しています。

 

 これとは別に月々の生活費はおよそ25万~30万です。贅沢はしていないつもりですが、これぐらいが無理せず暮らせる支出だと思います。

持ち家は結局物欲の1つでしかない

 言うまでもなく持ち家というのは物欲の1つでしかありません。物欲をどのようにコントロールするかで人生が変わります。

 

 体は1つしかないのにいくつもコートを買う。週末にしか私服を着ないのにいくつもスニーカーを買う。週末にしか車に乗らないのに何台もクルマを持つ。

 

 これはそれぞれ、その人の人生観に関わります。人から無駄に見えることでも、その人にとっては価値あることかもしれません。

 

 ただし、収入に応じた物欲のコントロールが必要です。収入が限られるのに、すべてを手に入れようとするのは浪費でしかありません。

 

 持ち家もそうです。都内で日当たりがよい。買い物も便利で専用駐車場もある。地名、地番が良い。安心安全な軽量鉄骨。床暖房。追求すればキリがありません。

 

 どこかで折り合いをつけて、妥協をするというのが庶民にとっての現実的な自宅購入ということになります。

 

 自宅のためにすべての時間とお金を捧げるという生き方を望むならば、年収の10倍の住居を購入するというのも理にかなっているのでしょう。ただし、それ相応の覚悟が必要になることは言うまでもありません。

 

 結局、物欲に支配されると、物欲のために時間と労力を捧げ続ける人生を送ることになります。

持続可能な住宅ローン返済を考えたほうが良い

 有名企業であろうとも、定年まで勤めあげられる保障はどこにもありません。これは団塊世代以上の年代と大きく違うところです。たしかに借入金利は下がっていますが、その分仕事を失うリスクは年々増していると言って良いでしょう。

 

 共働きをして、どちらかがリストラされても住宅ローンを返せる。

 夫婦でペアローンを組み、傷病リスクに備える

 副収入を得て、その範囲で住宅ローンを返せる。

 

 このようなリスクヘッジをし、環境の変化があっても少々のことではぶれない住宅ローン返済術を持っておきたいものです。低金利を「より多く借りられる」と解釈するのは、いまの就労環境を考慮しない意見です。

 

 住宅購入、住宅ローンに関しては多くの意見があります。業者側の意見に立って主張している意見か、消費者側に立って主張している意見か、そういうことも含めて情報の取捨選択力が問われる時代と言えそうです。

 

関連記事です。私は年収の3倍以内を意識して組みました。

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 持ち家による生活の質の向上が目覚ましいのは事実です。

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 住宅ローン控除があるから実質10年マイナス金利になります。

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