北川慧一 板橋洋佳、津田六平
2017年2月20日00時58分
■小さないのち 道に潜む危険
子どもが事故に巻き込まれやすい場所に、理由はあるのか。子どもの事故の割合が高かった区域を専門家と歩くと課題が見えてきた。
兵庫県伊丹市北部の中野・鴻池区域。住宅地の幹線道路にある変則的な四差路交差点は、登校する高校生らの自転車でごった返していた。1月中旬の朝8時、高校生たちは図の〈2〉の信号が青になるのを待たず、自転車で次々と〈1〉のように交差点内の車道を逆走。左折しようとする車の前を走り抜けた。
この交差点を車でよく通るとい…
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