こんにちわ、晴美です。
皆さんは自分の直したいところ、ありますか?
性格は難しいけれど、体質、体格、考え方・・・
わたしは、完璧主義なところを直したかった。
完璧主義と気づけなかった理由
最近まで自分は完璧主義だと思っていませんでした。
むしろ、いい加減で「ちゃんとしなきゃ」と思っていたのです。
理由はありました。
「ダメ人間」と言われ続けてきた過去があったこと。
ここの項目は胸くそ注意。父親にダメ人間と言われ続けてきた
子どもの頃から、父親には突っかかれていました。
思い返すのも嫌ですが、言われてきたのは大体こんな文句です。
折り紙を折って遊んでいると
「同じものばかり作りやがって、頭がおかしくなるからやめろ」
成績がよくても
「体育の成績が下がってるじゃないか」
成績がさがれば
「お前は駄目だから仕方ない」
部活を始めれば
「お前は駄目だから、部活なんかすぐやめる」
母と一緒に料理をしていると背後に立ち
「お前に上手い飯なんか作れるわけがない」
勉強していれば
「お前が勉強しても何もならない」
おやつを食べていると
「オレがそれを食べたかったのに、なんてことしてくれるんだ」
言いながら、口元が笑っているのです。実の父が娘に。想像できますか?
上記を読んでおわかりと思いますが、これは叱っているわけでも教育しているわけでもありません。
「ダメにする」「つぶす」ことが前提なのです。
絶縁しても父の声は耳に響いてくる
独り暮らしをしたり、自宅に寄り付かないような生活を送り、結婚と同時に父とは絶縁しました。それでも父に強迫される感覚は消えませんでした。
社会人になって数年で鬱病を発症したのもあって働けず、実家から脱出するのがかなり遅かったのもあります。
絶縁した父に怯える自分がとても嫌でした。
いまでも時々夜中に息苦しくなり、主人が起きて抱きしめてくれたり水を飲ませてくれたりします。
カウンセリングでも受けた方がいいのか、と感じたところで一冊の本に会いました。
佐々木正悟 著『すごい手抜き』 今よりゆるくはたらいて、今より評価される30の仕事術
前に完璧主義の本を1冊買いましたが、和訳本で日本語の言い回しが独特、却って難解だったことがありました。しかも医学や論理学が詰め放題みたいな本で…。
欲しい情報の本は、読みやすい解りやすいに限ります。白壁紙と黒字のシンプルな表紙。
なにしろ、本のタイトルが『すごい手抜き』ですからね。期待しました。
著者は心理学ジャーナリストの佐々木正悟氏です。
読んでびっくり
まぁ、びっくりしましたね。9割くらい自分に当てはまってるんです。自惚れな言い方でスミマセンが、「これはわたしに取材して書いた本なのか」と思ったくらい。
わたしの場合、前半は感心してサクサク読んでいましたが、後半は理解するのに結構読み返しが必要になりました。
後半以降、完璧主義の人には「それのどこがいけないのか」と思える、疑問が出てくる箇所が多々あったのです。完璧主義でない人は滞ることなく、最後までサクサク読めると思います。
『すごい手抜き』のココがすごいありがたい
30の仕事術が目次になっています。
「手抜き方法」ごとに分かれているので、スグ読み返せて手抜きを実践できます。完璧主義を脱するには「今日はこんな手抜きをしてみよう」「この手抜きはどうすれば出来るかな」と毎日トレーニングできます(笑)
各項目の最後に水色の枠で一言書いてあります。
項目の集約がたった一言で見事に完璧主義者の心を掴んでいます。
PCの上で写真撮ってるのは手抜きでいいのかな?
完璧主義者は勿論、頑固、なんでも真面目にやりがち、手を抜けない、良心的すぎる、いい人過ぎる、仕事・家事・育児・介護などを頑張り過ぎて自分の時間がない…、そういう方にうってつけの本です。
また、身内や近しいひと、職場にこういう人がいる方も読んでみると完璧主義者の心理がよくわかります。完璧主義の人には勿論、周囲に完璧主義者がいる人にもオススメ出来る本です。
完璧主義者が自ら気づいて自分を変えられる本
完璧主義者や生真面目な人は「秩序を守っている頑固者」が多く、融通が利かないところがあります。
「ゆるくはたらいて」が副題になってるもの、この本は完璧主義を完全に否定している本ではありません。どこで力を出すか、手を抜くかを見極めようね。完璧主義は他人様がこれだけ困るんだよと叱りつつ、いつも100%の力を出しては疲れてしまうんだよと見事なゆるさで諭してくれます。
完璧主義はやめられる!(´ω`*)
すごい手抜き - 今よりゆるくはたらいて、今より評価される30の仕事術 -
- 作者: 佐々木正悟
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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