[PR]

 19日午前9時5分ごろ、埼玉県行田市長野の市道で、自転車ロードレース「浮城のまち行田クリテリウム」に参加していた自転車4台の接触事故があった。県警行田署によると、山形県東根市若木通り1丁目の農業西塔昭彦さん(55)が転倒して頭を強く打ち、病院に運ばれたが死亡した。埼玉県鴻巣市の男性(53)も転倒し、鎖骨が折れた。

 署によると、事故は1周約2・7キロのコースを4周するレースの4周目、ゴールの約120メートル手前で起きた。農家の男性の自転車が、近くを走っていた別の50代男性の自転車と接触し、ともに転倒。後ろから鴻巣市の男性と別の50代男性の自転車が相次いで突っ込んだという。

 レースには、50代以上の13人が参加。署によると、現場は幅約8・7メートルで見通しの良い直線道路。署はレース終盤の順位争いで速度が上がっていた可能性もあるとみて、原因を調べている。