BRAVIA KJ-43X8500Cはもうおすすめしない。不具合だらけ。
おそらく去年の3月頃に買ったSonyの43型の4Kテレビなのですが、当初から勝手に再起動してしまう不具合が多発。だましだまし使ってきたものの、あまりにも再発するためもう我慢できなくなり、今年の1月初旬に修理を依頼しました。基板の交換での対応となったのですが、それ以降も全く直る気配がなく、こんにちまで不具合が続いています。
そもそもどんな不具合?
テレビの電源を入れてようがスタンバイ中であろうが、突如として再起動してしまうのです。特に夜中の0時あたりに起こりやすいのですが、その時間に決まっているわけではなく、不特定の時間でも発生するので、いつ不具合が起こるのか全く読めません。楽しみにしていた番組を観ている最中でも再起動することなんてザラです。
価格.com - 『ほぼ一定の時刻に突然電源が落ちて再起動します。』 SONY BRAVIA KJ-43X8500C [43インチ] のクチコミ掲示板
上記のサイトのように、他の方からも同様の現象が多数報告されているので、ぼくの所有する個体だけでなく、「KJ-43X8500C」という機種そのもので発生しうる不具合なのかもしれません。HDMI周りに関するトラブルとの予測があるのですが、ぼくの環境ではHDMIをすべて抜いていてもダメでした。
修理に出そうという考えに至る前に、この機種の後継機が発売されていることに気づきました。もしこの後継機で今回の不具合が直っているようならそちらに買い替えたいと思ったのですが、もちろん商品説明からそんなことはわかるわけありません。後継機では不具合が発生しないかどうか、所有者が現れてくれることを祈って、質問を投げてみました。
価格.com - 『勝手に再起動するバグが直っているかどうか』 SONY BRAVIA KJ-43X8300D (B) [43インチ ブラック] のクチコミ掲示板
結果としては、不具合が直っているとかなんとか、はっきりとした回答は得られませんでした。代わりに下記の回答をいただきました。
ソフトの要因で再起動が繰り返し発生し、アップデートを行っても改善出来ない場合、保証期間内はメーカーが修理若しくは代替え機にて対応する義務が有るので、再起動が発生する時間にスマホ等で撮影して既成事実を積み上げて、ソニーSSにソフトウエアのアップデートでも改善出来ない場合の対処について、最終的にどの様に対処して貰えるのか、SS担当者に回答して貰うのが良いのではと思います。(長期延長保証を含め保証期間内が前提です)
回答の通り、アップデートは過去に何度も行っており、現在は最新版ですがそれでも不具合が直っていません。物理的な破損ではなく、ユーザ側ではどうにもならないソフトウェアレベルの不具合だったら修理か交換をしてもらえる義務があるとのことでしょうか。
自分で今の機種を売って新しい機種に買い換えると、さすがに差額分のお金を失うことになりますから、タダで直してもらえるならそちらの方が望ましいです。というわけで買い替えのことはいったん置いといて、修理を依頼することにしたのです。
修理に出す前に確認したこと。
実際に修理に出そうと思ったのですが、そうなるとメーカに引き渡して帰ってくるまでの間、テレビが観れないのではないか。観たい番組は山ほどあるので、テレビがない期間が発生するのは望ましくありません。よって、まずは自力でなんとかなる方法がないか、メールで問い合わせてみます。すると、下記のサイトを紹介されました。
トラブル解決ナビ | テレビ ブラビア/“ベガ” | サポート・お問い合わせ | ソニー
ここに書いているのは「電源コード以外のケーブルをすべて外しても発生しますか?」ということ。USBケーブルとHDMIケーブルとカード類、すべて抜いた状態で、再起動の発生しやすい夜0時に、電源を入れた状態で待ちました。すると、残念ながら0時11分に再起動が発生。掲示板でやりとりしていたときのようにHDMIを抜いててもダメでしたが、それ以外のケーブルを抜いた状態でもダメだとわかりました。
しかし、実際はアンテナケーブル3種(地上波・BS・スカパー)は抜いていません。思うように抜けず、めんどくさかったからです。とはいえ、アンテナケーブルのないテレビなんてテレビじゃないですし、挿したことで不具合がもし起きてるなら、それはそれで絶対に直してもらわないといけないところです。
もはや自力で原因を見つけることも解決することもできないため、今度こそ修理を依頼しました。ただ、わが家は電波が悪く電話が通じにくいため、まずはチャットで依頼してみましたが、なぜか電話での依頼の方法を案内されただけ。込み入った話は素直に電話にしておいた方が良いみたいです。そして、電波が悪くないタイミングを見計らって、電話で依頼することとなりました。
物理的な破損であればメールからすぐに依頼できたみたいなのですが、今回はそうではないので、結局は電話からです。
ちなみにここまでは、1月8日までのことでした。
修理が済んだものの…。
11日の19時、わが家にメーカの修理の方が来てくれました。機械いじりの作業になるのにスーツだったのでびっくり。仕事の都合上、昼間に家にいないぼくなので夜に来てもらうしかなかったのですが、こんな夜遅くでも来てくれるのはありがたい。
テレビの裏面を専用の工具で開けて、中にある基板を取り替えてくれました。これで様子を見て欲しいとのこと。このとき、わが家の暖房は壊れていたので、クッソ寒い中作業をさせたのは申し訳ない…。
基板が変わってしまったので、テレビの設定項目はすべてリセット。wi-fiやらチャンネルやらはすべて設定し直しに。また、テレビに挿している録画機器は基板と紐付いてしまうので、基板が変わったことにより録画機器もフォーマットせざるを得ませんでした。みなさんも修理に出す前に、録画した番組は忘れずに観ておきましょう。
そして基板の交換が終わり、何事も起こらないことを祈ったのですが、修理した翌日である12日の20時にまた再起動が発生、全然直っていませんでした。基板が原因ではなかったのか?
その後も不具合が留まるところを知らず、一向に改善されていませんでした。以下、不具合が起こった日時の一覧。
- 15日の14:37に発生。このときはテレビ放送を観ていた。
- 16日の14:29に発生。昨日と同じテレビを観ており、時間帯も近い。
- 18日の8:57に発生。テレビからPCへのHDMI入力に切り替えた直後に発生。
- 21日の15:01に発生。PCを使っている最中でした。
ここで修理の方から、wi-fiが影響していることもあるというを聞いたのを思い出したので、ここからwi-fiをオフにした状態で様子を見ることにしました。wi-fiを使っていても、大して見たくもない地上波のおすすめ番組が表示されるくらいなので、オフにしたところで大して苦ではありません。しかし…。
- 同日21日の22:10にまた発生。このとき何をしていたかは記録し忘れたけど、wi-fiオフでも関係なかった。
- 22日の14:02に発生。テレビを観ていました。
- 26日の23:29に発生。録画予約の1分前であり、再起動している間に番組が始まってしまったので、冒頭の1分くらい撮れず。
- 27日の19:07に発生。テレビを観ていました。
- 29日の14:34に発生。PCを使っている最中でした。
- 31日の17:28に発生。テレビからPCに切り替えた直後でした。
- 月が変わって2月1日の0:45に発生。PCを使っているときでした。
- 2月3日の0時頃に発生。スタンバイ中だったため正確な時間は不明ですが、このときに録画していた番組が0:03以降からしか録れてないという事態に。
- 同じく2月3日の13:54に発生。今度はPC使用中。
修理が終わってからこんにちまでの約3週間、実に13件もの不具合が発生してしまいました。まれな不具合と呼ぶには、あまりにも発生率が高すぎます。以前は頻繁に再起動が発生していた0時台ですが、この間はあまり録画するものがなかったので、確認はしていません。しかし、それ以外も時間でも発生しまくりなので、やはり異常事態です。
今後どうする?
こんな機種を黙って使っていくわけにはいきません。まだ保証期間内であり、無償でまた修理してもらえるはずなので、もう一度修理を依頼することにしました。今回は、基板を交換しても直らないので、これはもはや機種固有の不具合ではないのか、と念を押しておきました。今後どう対応してもらえるのかは、また記事にしたいと思います。
掲示板であったコメントのように、修理だけでなく代替え機での対応も義務づけられているようなので、できれば後継機への交換を願いたいところです。とはいえ、後継機でも直るのかどうかわからず、もしそれでもダメだったら、もうSonyのテレビは信用できなくなってしまいます。しかし、スカパーチューナー内蔵のテレビは選択肢が非常に少なく、あとは東芝製の43型よりも大きいものだけです。
ただ、どんな形であれ修理となったら、また録画機器をフォーマットするハメになるのは確実。いつもだったら録画機器の空き容量がなくなってきたら、既に観たものから古いのを優先的に消していくので、頭の中に話が入っていればあまり問題ではありません。でも今、録画機器の中にはまほプリの最終回付近の録画が入っており、この辺りの話が本当に傑作だったので、できればブルーレイが発売されるときまで消えずに残ってほしかった…。
とにもかくにも、もしスカパーチューナー内蔵の4Kテレビをまだ持っていないみなさん、「KJ-43X8500C」を今買うことは絶対におすすめしません。今となっては旧式であり多少値段が下がっているので、購入の選択肢に入るかもしれませんが、それでもやめておくべきです。買った当初は、チューナー内蔵であることやAndroid OSが入っているのが珍しいこともあって、何とか擁護してきたのですが、もう我慢なりません。
余談。
最初の写真にもあるように、最近はゲゲゲの鬼太郎にハマってます。(一回だけ不具合が発生したから、録画エラー一覧に載ってしまったけど…。)ディズニーXDで再放送されている、ハイビジョンになってからの鬼太郎。
しょっちゅう再放送されているのには気づいていたものの観るのは初めてで、たまたま観ていたら毎度毎度変わった妖怪が出て来るのが楽しい。これだけ多数の妖怪を思いつくなんて、やっぱ水木先生は偉大なのかな。鬼太郎何度も死にかけてるのに、必ず勝ってくれるのもさすがヒーロー。
あと、放送当時は有名だったと思われる一発屋芸人がなぜか多く出てくるのが懐かしい。