大人ぶった高校生   作:じょーかー

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ソクラテスを尊敬している方は見ない方がいいかもです
これはとある評論文を読んで自分なりにこんなイメージかなと思いそれをまとめて自分なりに昇華(?)したものです


現代社会とソクラテス

《無知の知》

これは私が「哲学といえば?」という質問に対しておそらく真っ先にでてくる答えである。この「無知の知」により神に選ばれた人類哲学の祖であるソクラテスを例に現代社会について少し考えていきたいと思う。













「現代社会って恐ろしいスピードで変わるよな」

「まあ、そうだな。時に友よ。何が変わってると思う?」

「いやあ、そんなもん全部なんじゃねえの?ここ10年ですっかり身の回りのもん変わったじゃねえか」

「じゃあ、もう少し具体的な質問をしよう。昔と今を比べて1番変わった部分はなんだと思う?」

「うーん。文化?文明?」

「抽象的だが合格だ。俺が思うにこれの正解は人間の価値観だと思う」

「why?昔も今も人間の価値は等しく平等だろ?」

「当然。だが人間自体の価値ではなく人間が重視するものの重点の移動のことだ。」

「ふーん。あんま分かんねーんだけど、例えば?」

「そうだな。人類哲学の祖、ソクラテスは知ってるか?」

「ああ」

「彼の説いた《無知の知》は素晴らしいものだった」

「だった?」

「ああ。確かに彼の《無知の知》の考えは素晴らしいもので昔の世の中ではそれで正しい道に戻った人間はたくさんいただろうし今でも知ったかぶりをしないための教訓のようなものとして広く知れ渡っていることだと思う」

「あれ?いいとこばっかじゃん」

「まあ焦るな。理由を、と言いたい所だが、その前に、現代社会の本質とは一体なんだと思う?」

「本質?大量生産大量消費社会か?」

「その通り。そこが問題なんだよ。《無知の知》。確かに素晴らしいものだ。だがこの本質を目の前にした時、この考えは役に立つのか。答えはノーだ。一体なぜか。何も知らないということが分かっている。だがそいつには何ができる?なにもできないんだよ。何も知らないことを知りそこから物事を知る。これじゃあ現代社会の大量生産大量消費社会に追いつけないと俺は思う」

「それと最初の価値観の話とどう繋がる?」

「つまりは人の見る目はいかにその人自身に価値があるか、ではなく、いかにその人の能力に価値があるかということに重点が置かれてきているということだ」

「なるほどねー。ソクラテス先生みたいに家庭訪問して問答しなくても今じゃあ、Google先生がいるからねー。そっちの方が多少信ぴょう性が低くても人に聞くより明らかに早いんもなー」

「ほんと変わったよ。ここ10年で面白いバラエティはほとんど無くなるわ、二三ヶ月しか持たない1発屋が増えるわ、子供が平気な顔でスマホ持ってるわで。外で遊ぶ小学生の数もっと多かった気がするんだけど」

「だよなー。まあとりあえずここまでにしようぜ」

「だな」








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