薄いものでもいいので1冊をしっかりこなすという達成感を得る勉強は
挫折続きの人やほぼ初めての勉強体験の時には、必要かもしれません
例えば、数学で言うところの『ドラゴン桜式の計算ドリル』などはそういう練習への素材例として分かりやすいかもしれません
ここで
ほとんどの勉強初心者は誤解をしてしまうところがあります
「ドラゴン桜のドリルはしっかり頑張りました、が、入試問題が解けるようになったり、模試の偏差値は上がりませんでした...」という人は意外と多いのです
うーん、、、入試レベルまでどのくらいの距離感があるのか掴めてなかったりするんですね...
ドラゴン桜のドリルをやり込んでもそれだけでは、学校の定期テストにもほとんど対応できないレベルで終わります
あくまでそういう薄い教材は
まずは、「勉強のスタート地点に並ぼう」的な意図で構成されてますので、それを知って身につけて初めて「高校での」勉強がスタートするレベルなのですね
(0から分かる系の参考書もたいていはそのことを意識して作られています)
なので
薄い(or超分かりやすい)レベルの内容だけを扱った参考書問題集は、達成感は得られやすいが、成績の達成感を得るには、さらに何段階かのものを渡り歩く必要があるわけです
(これが、更なる挫折感を生む原因にはなるのですが...)
これを意識して
そのレベルのことに取り組んでいかないと、
コレをこなすのが勉強であったり、コレをこなせば良い、みたいな勘違い(錯覚)が起こりやすいので、ペースを上げて学習しようとは思わなかったりしますよね...
達成感を得て
まずはの第1歩を踏み出す練習としてこの手の教材をやるのは意味がありますが、次なるステップが控えてることを忘れてはいけませんので、それを意識してやるなら頑張って欲しいと思います
ステップをどんどん踏むのが大変であったり、それを短期間で済ませることができない見込みなら、ステップの踏み方をちょっと考えてみたり、ここをショートカットしてここへ行くにはどうしたら良いか?などを考えて教材選択をしたいところですね
(ここが大変なのは承知で言ってますが、何度か考えておくべき問題点でもありますので、あえて言わせてもらっています)
そして薄いものを選ぶと
薄さを追求するあまり閑素なものになるのは仕方ないですので、薄いから、と飛びついても途中で挫折する可能性があることも意識しておいてくださいね
薄い→やれそう→分からない→挫折
というルートもあったりしますので
薄い=やりやすい=私でもできる
という図式だけを描いて取り組むと
大きな挫折感を味わうことになるかもしれませんので、十分に注意してくださいね