ThinkPadが14インチを推し進める理由とは?! |
レノボ・ジャパンは8日、都内にて「ThinkPad 新製品発表会」を開催し、今年1月にアメリカ・ラスベガスで開催された「CES 2017」で発表したノートパソコン(PC)「ThinkPad X1 Carbon」および「ThinkPad X1 Yoga」、タブレットPC「ThinkPad X1 Tablet」を含む9製品の発売を発表した。
ThinkPadらしい堅牢性や拡張製に加えて、新製品にはLTE搭載製品の拡充や狭額縁化で小型・軽量化をはかるなどさらに実用性が増した印象だ。
今回は新製品の中でも注目度が高いプレミアムモデルである「ThinkPad X1」シリーズのクラムシェルタイプのThinkPad X1 Carbon、タブレットスタイとしても利用できるThinkPad X1 Yoga、タブレットPCのThinkPad X1 Tabletを写真と動画で紹介する。
今回の新製品発表会は、ThinkPadの普遍性として「堅牢であること」や「ユーザビリティーを大切にすること」、「純正周辺機器に拡張製を提供すること」を挙げ、さらに今回発表した新製品でワークスタイルの変革を後押しするという内容だ。
オフィス以外でも効率良く仕事ができるテレワークが注目されているが、オフィスで使用する15インチサイズのデスクノートは持ち出しには大きく重い、一方で小型・軽量なモバイルノートでは画面が小さいと感じる。

そこでレノボは作業効率と携帯性が両立可能な14インチサイズのノートPCの使用を推し進めている。

さらに営業職やクリエイティブ用途にも利用可能なタブレットに関しても、2-in-1スタイルでノートPCの作業効率を持たせることができることを紹介。
ThinkPad X1 Carbonでは、狭額縁によって13インチサイズの筐体に14インチのディスプレイを搭載することで、携帯性と大画面化を両立した。

また、狭額縁化にあたって技術的なブレイクスルーが必要なワイヤレス接続のためのアンテナに関しても、天板ではなくキーボード側に設計し、様々なテストを経て現在の形に到達したという。

さらに細やかな作り込みとして、タッチパッドのスイッチを改良し静かな場所でクリック音が響かないようにしている。具体的には、タッチパッドを押し込んだ際にメタルドームスイッチが接触した際に発生する音を、特殊な化学素材で吸収しタッチパッド全体の共振によるクリック音を低減している。

この取り組みの背景には、ユーザーからのフィードバックをもとに、どこでも仕事ができると言うこと、静かな場所でも気兼ねなく利用できることを目指しているのだという。
また今回の新たな技術へのチャレンジは日本のパーツメーカーの協力によるものであり、この日本の技術がそのままグローバルマーケットにも展開されていくとのことだった。
タッチ&トライコーナーのサンプルで試したが、従来製品ではタッチパッド全体でカチっという音が発生していたが、新しいタッチパッドでは高音成分がなくなり静音化されていた。押し込んだときにはクリック感があるので、操作に関しては特に慣れが必要ということはないと感じた。

天面のカーボン素材は軽量かつ剛性の強化が図られている。新しいカーボン素材は頼りないほど軽いのだが、曲げに対しては金属並みの強度がありモバイルPC向けとしては最先端の素材であることは確かだ。
このような開発背景を目の当たりにすると、14インチの大画面故にモバイルノートしては軽くないという評価は的外れであると気付くだろう。ThinkPad X1 Carbonは堅牢性や作業効率の良さを重視したモデルであり、軽いだけのモバイルノートとは一線を画す存在と言える。
【ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 YogaをはじめとするThinkPad新製品を動画で紹介】
動画リンク:https://youtu.be/zgfzO65cUhI

今回のモデルから従来のブラックのほかにシルバーが加わり、企業やワークスタイルなど様々なユーザーニーズに合わせるという取り組みが成されている。

同じく14インチのパフォーマンスモデル「ThinkPad T470s」とThinkPad X1 Carbonの比較だが、狭額縁化によって小型化されていることがわかる。筐体が小型化されてもキーボードやタッチパッドの操作性が損なわれることはない。

2-in-1のマルチモードを搭載するThinkPad X1 Yoga。こちらもシルバーが加わっている。

テントモードにすることで、対面によるプレゼンテーションも可能としている。

ThinkPad X1 Yogaはキーボード側の筐体はフラットであり、キーボード周辺がくぼんでいるThinkPad X1 Carbonとは異なる。このままでは筐体を閉じた際に突起したキーが画面に当たってしまう。

ディスプレイをある程度閉じると、キーが沈んでフラットな状態となるギミックが搭載されている。これはディスプレイを180℃開いた状態でタブレットとして利用する際に、キーボード面がフラットになるという使い勝手の良さにも役立っている。

こちらは12インチタブレットPC「ThinkPad X1 Tablet」。キーボードを取り付ければモバイルノートとして利用できるほか、プレゼンター・モジュールを取り付ければプロジェクターとして大画面出力も可能なビジネスツールとしても活用できる。
ハンドリングが良いタブレットをベースに、周辺機器で業務にあった使い方が選べるというコンセプトは、同じくタブレットにもなるThinkPad X1 Yogaとはまた別の切り口をもつ。
ThinkPadが推し進める持ち出せるデスクノートというコンセプトは、パフォーマンスだけに特化するのではなくセキュリティや堅牢性、ユーザビリティーなど全方位に配慮されている。今回取材を通して、これまで以上にThinkPadの魅力が深まった。
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・革新的な技術で多様化するワークスタイルに対応した レノボのプレミアムモデル「ThinkPad X1シリーズ」から3製品を発売
オフィス以外でも効率良く仕事ができるテレワークが注目されているが、オフィスで使用する15インチサイズのデスクノートは持ち出しには大きく重い、一方で小型・軽量なモバイルノートでは画面が小さいと感じる。
そこでレノボは作業効率と携帯性が両立可能な14インチサイズのノートPCの使用を推し進めている。
さらに営業職やクリエイティブ用途にも利用可能なタブレットに関しても、2-in-1スタイルでノートPCの作業効率を持たせることができることを紹介。
ThinkPad X1 Carbonでは、狭額縁によって13インチサイズの筐体に14インチのディスプレイを搭載することで、携帯性と大画面化を両立した。
また、狭額縁化にあたって技術的なブレイクスルーが必要なワイヤレス接続のためのアンテナに関しても、天板ではなくキーボード側に設計し、様々なテストを経て現在の形に到達したという。
さらに細やかな作り込みとして、タッチパッドのスイッチを改良し静かな場所でクリック音が響かないようにしている。具体的には、タッチパッドを押し込んだ際にメタルドームスイッチが接触した際に発生する音を、特殊な化学素材で吸収しタッチパッド全体の共振によるクリック音を低減している。
この取り組みの背景には、ユーザーからのフィードバックをもとに、どこでも仕事ができると言うこと、静かな場所でも気兼ねなく利用できることを目指しているのだという。
また今回の新たな技術へのチャレンジは日本のパーツメーカーの協力によるものであり、この日本の技術がそのままグローバルマーケットにも展開されていくとのことだった。
タッチ&トライコーナーのサンプルで試したが、従来製品ではタッチパッド全体でカチっという音が発生していたが、新しいタッチパッドでは高音成分がなくなり静音化されていた。押し込んだときにはクリック感があるので、操作に関しては特に慣れが必要ということはないと感じた。
天面のカーボン素材は軽量かつ剛性の強化が図られている。新しいカーボン素材は頼りないほど軽いのだが、曲げに対しては金属並みの強度がありモバイルPC向けとしては最先端の素材であることは確かだ。
このような開発背景を目の当たりにすると、14インチの大画面故にモバイルノートしては軽くないという評価は的外れであると気付くだろう。ThinkPad X1 Carbonは堅牢性や作業効率の良さを重視したモデルであり、軽いだけのモバイルノートとは一線を画す存在と言える。
【ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 YogaをはじめとするThinkPad新製品を動画で紹介】
動画リンク:https://youtu.be/zgfzO65cUhI
今回のモデルから従来のブラックのほかにシルバーが加わり、企業やワークスタイルなど様々なユーザーニーズに合わせるという取り組みが成されている。
同じく14インチのパフォーマンスモデル「ThinkPad T470s」とThinkPad X1 Carbonの比較だが、狭額縁化によって小型化されていることがわかる。筐体が小型化されてもキーボードやタッチパッドの操作性が損なわれることはない。
2-in-1のマルチモードを搭載するThinkPad X1 Yoga。こちらもシルバーが加わっている。
テントモードにすることで、対面によるプレゼンテーションも可能としている。
ThinkPad X1 Yogaはキーボード側の筐体はフラットであり、キーボード周辺がくぼんでいるThinkPad X1 Carbonとは異なる。このままでは筐体を閉じた際に突起したキーが画面に当たってしまう。
ディスプレイをある程度閉じると、キーが沈んでフラットな状態となるギミックが搭載されている。これはディスプレイを180℃開いた状態でタブレットとして利用する際に、キーボード面がフラットになるという使い勝手の良さにも役立っている。
こちらは12インチタブレットPC「ThinkPad X1 Tablet」。キーボードを取り付ければモバイルノートとして利用できるほか、プレゼンター・モジュールを取り付ければプロジェクターとして大画面出力も可能なビジネスツールとしても活用できる。
ハンドリングが良いタブレットをベースに、周辺機器で業務にあった使い方が選べるというコンセプトは、同じくタブレットにもなるThinkPad X1 Yogaとはまた別の切り口をもつ。
ThinkPadが推し進める持ち出せるデスクノートというコンセプトは、パフォーマンスだけに特化するのではなくセキュリティや堅牢性、ユーザビリティーなど全方位に配慮されている。今回取材を通して、これまで以上にThinkPadの魅力が深まった。
記事執筆:mi2_303
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