東京五輪・パラリンピックのメダルのために携帯電話を回収箱に入れる小池百合子東京都知事=東京都庁で2017年2月16日午前11時38分、梅村直承撮影
小池知事「私も三つほど家に転がっているのを」
東京都は16日、小型電子機器の金属を再利用するため、都庁に回収ボックスを設置した。回収した金属を2020年東京五輪・パラリンピックのメダル製造に使う。
都庁であったセレモニーで、小池百合子知事は「みなさんの携帯電話がメダリストのメダルになったら、どんなに楽しみなことでしょうか。私も三つほど家に転がっているのを集めてきました」と呼びかけ、持参した使用済みの携帯電話を回収ボックスに入れた。
ボックスは都立足立工業高校の生徒が製作。都環境局によると、東京五輪・パラリンピックには金、銀、銅メダルが計5000個必要で、すべてを携帯電話に使われた金属で賄うと仮定すると、金、銀メダルはそれぞれ約948万台、銅メダルは約20万4000台必要という。
都庁では携帯電話のほか、デジタルカメラや携帯ゲーム機など計9品目を回収する。【柳澤一男】