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イスラム教徒旅行者受け入れを

02月09日 19時03分

イスラム教徒旅行者受け入れを

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今後、増加が見込まれるイスラム教徒の観光客への対応を学んでもらおうと、飲食店や宿泊施設の関係者を対象にしたセミナーが愛知県蒲郡市で開かれました。
セミナーは愛知県が開いたもので、蒲郡市の会場には飲食店や宿泊施設の関係者など約70人が集まりました。
はじめに名古屋モスクのサラ・クレシ好美理事がイスラム教徒の立場から講演し、同じ国や民族であっても戒律の解釈や習慣が異なるとして、「イスラム教徒の旅行者すべてに同じように対応することはそもそも難しいことだ」と述べ、「おもてなしは無理のない範囲でできることからでいい」と指摘しました。
その上で、礼拝は畳半畳ほどの小さなスペースがあればいいことや、食事は肉以外のものが1品でもあればいいことなどを紹介しました。
参加した名古屋市の食品メーカーの社員は「イスラム教の戒律は、もっと厳しいと思っていました。
できることから対応していきたい」と話していました。
愛知県国際観光コンベンション課の川義満主幹は「参加者の関心の高さがうかがわれました。県としても受け入れのための環境整備に努めていきたい」と話していました。

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