共同声明尽力のフリン氏辞任、「ショック」の声

読売新聞 / 2017年2月14日 20時2分

 トランプ米政権内で日米同盟の重要性を訴えてきたマイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)が辞任し、政府は対日政策への影響を注視している。

 菅官房長官は14日の記者会見で「先の首脳会談で揺るぎない日米同盟の構築を確認した。(フリン氏辞任の)影響はない」と強調した。安全保障面でフリン氏と並ぶキーマンのマティス国防長官が日本重視を鮮明にしており、政府内には「辞任の影響は短期的には小さい」(防衛省幹部)との見方が多い。

 ただ、政府は大統領選期間中からフリン氏との接触を重ねてきただけに、「ショックは大きい」(外務省幹部)との声も出ている。10日の首脳会談後に発表した共同声明に尖閣諸島への日米安全保障条約5条適用が盛り込まれたのは、フリン氏の尽力もあった。

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