フリン氏辞任、日本に痛手=同盟理解のパイプ役

時事通信 / 2017年2月14日 19時45分

 米国家安全保障担当のフリン大統領補佐官の辞任は、日本政府にとって痛手だ。日米同盟の重要性を理解していたフリン氏をトランプ大統領とのパイプ役として、重視していたためだ。

 政府はトランプ氏の最側近の一人だったフリン氏について、「安全保障政策はフリン氏の考え方が一番(トランプ氏に)影響力がある」(菅義偉官房長官)と分析。大統領選中から接触を重ねてきた。

 昨年10月、フリン氏が来日した際には菅長官が会談し、日米同盟を基軸とする外交方針を伝えていた。大統領選後の12月には谷内正太郎国家安全保障局長が会談。その後、2人はカウンターパートとして、ファーストネームで呼び合う関係になったとされる。10日にワシントンで行われた日米首脳会談にもフリン氏は同席した。 

[時事通信社]

jiji

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