学長と暴力団幹部会食

警察OBは暴力団捜査担当

 刑の執行が停止された暴力団幹部を巡り、京都府立医大病院(京都市)などの医師が虚偽の診断書や意見書を作ったとされる事件で、府立医大の吉川敏一学長(69)が、幹部の指定暴力団山口組淡海一家の総長高山義友希受刑者(60)と飲食を共にしていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、京都府警OBが数年前、吉川学長と高山受刑者を引き合わせ、その後、京都市内で会食をするようになったとみられる。府警OBは、暴力団の捜査を担当した経験があったことも判明。府警は既に吉川学長の自宅を家宅捜索しており、病院側が暴力団との関係を深めた経緯を詳しく調べる。

あなたにおすすめ