やなぎなぎ?誰それって人は「きみの知らない物語」の人って言えば分かってもらえるだろう。
アニオタならみんなご存じ「化物語」のEDである。もはやあの曲はアニソン史に名を残す名曲と言っても過言ではないのでいまさら語る必要もないであろう。
つまり、やなぎなぎとは、supercellのゲストボーカルnagiとして活躍していた人のことである。
ところで、人生で一番聞いていた女性の歌手は?
と聞かれたら、僕はきっと「やなぎなぎ」だと答える。
それぐらい聞いてる。大好き。
という、僕の個人的趣好に基づいてやなぎなぎについて語っていきましょう。
初期 ニコニコ動画の歌い手「ガゼル」
やなぎなぎはかつてニコニコ動画の歌い手「ガゼル」として活躍していた。
ボカロ初期、つまり歌い手文化の初期から歌い手として活動していて、その圧倒的透明感と高音の綺麗さは初期の時点で頭角を表していることが分かる。当時の人気歌い手の一人だ。
supercellゲストボーカルとしてのnagi
ニコ動の歌い手として人気だったガゼル。その声が人気ボカロP、ボカロ人気の開祖ことryoの耳に止まり、ryo率いるsupercellというクリエイター集団のゲストボーカルに迎え入れられる。ゲストボーカルnagiの登場である。
その時期のsupercellはまさに黄金期。「君の知らない物語」をはじめ、シングルが出るたびにワクワクしたし出る曲全てが最高だった。
そのときに出た「Today is A Beautiful Day」というアルバムは名盤中の名盤。捨て曲なしの全てが神曲。僕個人としては何十回、もしかしたら何百回とリピートしたアルバム。ほんとに良い曲ばかりだから必聴です。
そしてソロとしてのやなぎなぎへ
supercellとしてのnagiはそれほど長くは続かず、やなぎなぎとして、ソロで歩き始める。
残念すぎる。あのころのsupercellはマジで神だった。。。もう終わりか。。。
かと思いきやそんなことはない。nagiはソロアーティストやなぎなぎとして、また新たな才能を発揮する。
ゲストボーカルとして、歌唱力を身に着けた彼女は、次々とアニメのタイアップを引き受け、そのたびに名曲を生み出していくのである。
やなぎなぎの魅力
やはり声の圧倒的透明感だろう。
真夏の青空というか、冬の澄み切った空気というか、南国の透明な海というか、声を聞くだけでこれほど透明な情景が浮かぶ。すさまじい。
歌い手、ゲストボーカル時代は、やなぎなぎの声に焦点を当てることができる。次はその詩に注目してみよう。
supercell時代とは打って変わって、やなぎなぎとしてソロで活躍すつようになると、自分らしさを全面的に出した、詩的な歌詞の曲を多く生み出す。これまた最高。
雲の形 突き抜ける 思いの衝動描く
漂う真夏の香りに 何度も思い出してる
誰か触れた軌跡だけ
夕立ちのように ぽつりと色が染みだしてきた
アニメ「あの夏で待ってる」のED「ビードロ模様」なんだけど、恋に臆病な感じとか切なさとかを夏の情景と抜群のセンスでマッチさせてる。歌詞が美しすぎる。センスが神ってる。しかもこんな美しい歌詞をあんなに綺麗な声で歌っちゃうわけなんすよ最高です。
いかがだっただろうか?
「君の知らない物語」は確かに名曲だし神曲だしもうそれは周知の事実だろう。
しかし、その曲しか知らないという人が多すぎる、多すぎるよ!!
もっと知ってよ!!
めっちゃ良い曲ばっかり歌ってるんだよこの人!!
ということで、僕のありったけの熱量をもってやなぎなぎを劇推しするだけの記事でした!!
ではっ!!