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【サッカー】

ラモスさんが退院 脳梗塞から1ヵ月半、超人的回復

2017年2月15日 紙面から

退院し、笑顔で病院をあとにするラモスさん。右は俊子夫人(大塚浩雄撮影)

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 昨年12月29日に脳梗塞で倒れ、東京都内の病院に入院していたサッカーの元日本代表MF、ラモス瑠偉さん(60)が14日、退院した。今後も通院しながらリハビリを続け、2月中に磁気共鳴画像装置(MRI)などの精密検査を受けたうえで、仕事の復帰時期などを決めていく。復帰の時期が決まった際には、記者会見を開く予定。

 「死ぬかと思ったけど、神様と奥さんのおかげで、みなさんに再び笑顔をお見せすることができました。多くの方に応援していただき、本当にありがとうございました」。満面のラモススマイルだった。

 まさに超人的な回復だった。昨年の12月29日の朝、脳梗塞で倒れ、東京都内の病院に救急搬送され、そのまま入院。2週間ほど深刻な状況が続いたが、状態が落ち着き、1月中旬にリハビリ病院に転院してからは医師も驚く回復。わずか1カ月半での退院となった。

 「最近はゆっくりのジョギングだけど、2キロくらい走ることができるようになった」とラモスさん。1月の下旬にはリハビリの一環として病室にボールを持ち込み、ボールタッチからリフティングができるほどに回復。最近では家族とフットテニスに興じるほどになったという。

 言葉も運動機能も日常生活を送る上ではまったく問題ない状態で、「運がよかったよ」とラモスさん。今月9日に60歳になった。「還暦を迎え、もう一度新しい人生を送れということかな。まだまだやりたいことがたくさんあるから」。再びピッチに立ち、サッカーを心の底から楽しむ日を目指して、今後もリハビリを続けていく。

 

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