こんばんは!ウェールズ歴史研究家を名乗る、たなかあきらです。
ウェールズのルーラー(統治者について)、ストーリーでお話をしています。
ウェールズの中心となる、グウィネズ初代の王、
さて、今回はキネダの息子に焦点を当てて、お話を続けます。
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ルーラーの悩み
息子達みんなに分けるとは、太っ腹! 平等で文句も少ないですね。きっと。
そうでも無いよ。平等かも知れないけど、
どういう意味?
領土は分割しても誰か纏め役がいるだろう?
ルーラーって奴さ。
確かに、そうですね。
ルーラーは長男とかですか?
キネダはいろいろと思案したと思うよ。
キネダは考えた。
「長男の子はまだ若い。次男、三男、四男、、、、
後継はどちらかにしよう」
領土は均等に息子達に分けるが、全体を統治するルーラーは、
面白いですね。
更に、ルーラーに選ばれても皆んなが納得しないと、
ヘェ〜、五世紀なのに進んだ考えですね。
それで、
ルーラー選出
こんな感じたったかも知れないな。
エイ「ケレディグ兄さん、僕は負けないよ。
ケレ「はは、なにを生意気に。エイニオン、お前には負けられんぞ。勝負だ」
キネ「頼もしい奴らだ。
ケレディグもエイニオンも勇敢な戦士で、
その功績は、二人とも甲乙付けがたかったのだろう、と思う。
決めて手は、人格ではないかと思うんだ。
キネ「エイニオン、もう少し落ち着いたらどうだ、だからYrth(
キネ「ケレディグ、お前も少しは自分を抑えたらどうだ。オレオレ、ばかりじゃダメだ。人がついて来ないだろう」
エイ「しかし、父上。今動かないと、敵やられちゃいますよ。
ケレ「しかし、父上。自分がやらないと、誰がやるんです? もっと頑張って功績を残さないと」
どちらに決まったと思う?
そうですね。エイニオンかな? いや、ケレディグかもしれない。
キネ「よし、決めた。ワシの後継者はせっかちだけど、
何と七男のエイニオンが後継とは。
エイニオンはライバルのケレディグと仲間割れしなかったの?
ケレディグもエイニオンを助け、
そこは、キネダがうまい策を取ったんじゃないかな。
どんな秘策ですか?
後のケレディグは、
キネ「エイニオン、お前はワシの後継となり、8国のルーラーとしよう。
エイ「8国ですか?」
キネ「左様。残りの一国、ここは最も領土が広い。
ケレ「父上、有り難き幸せ」
ケレ「弟エイニオンを助け、他の兄弟たちとても協力して、カムリ(
代を経ても、グウィネズとケレディギオンとの友好関係は続き、
しかし、エイニオンのせっかち、と言うあだ名は面白いですね。
せっかち王、せっかち将軍。
最後に
せっかちの意味であるyrthは、アース、
ウーサーとは、ウーサー・ペンドラゴンで、
ペンドラゴンの、ペンはウェールズ語で頭を意味します。
ウーサー・ペンドラゴンとは、
エイニオンのウーサー・ペンドラゴン説も、あるのです。
次回は、せっかちからせっかちが産まれるのか? はたまた?
参考記事:これで時代背景が良くわかります
最後まで読んでくださりありがとうございました。