蹴球探訪
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【プロ野球】則本、WBCで中継ぎOK 鬼スラ鬼カットで1イニングピシャリ2017年2月15日 紙面から
◇練習試合 楽天8−4ハンファWBCの日本代表で先発、中継ぎでのフル回転が期待される楽天の則本昂大投手(26)が14日、韓国プロ野球・ハンファとの練習試合に3番手登板。4回の1イニングを三者凡退で抑えた。リリーフ要員の松井裕樹投手(21)も4番手で登場。四球を出したものの無失点で抑えた。 則本はハンファの7、8、9番の下位打線を遊ゴロ、一飛、空振り三振に打ち取るピッチング。ストレートの最速は151キロをマーク。9番打者には2ボールから追い込んで、最後はフォークで空振り三振。 WBC公認球は日本の球に比べて滑ることから、本番までに慣れることが最重要課題となっているが、則本は「まっすぐは抜けたり、コントロールできなかった」と反省を口にした。それでも「まっすぐ以外の変化球は思う通りに投げられた。今日はカットボールが一番、良かった。ボールが先行しても、簡単にストライクが取れた」と変化球については、手応え十分。 WBC球でスライダーとカットボールは「鬼のように曲がる。曲げようと思えばいくらでも曲げられる。でも、コントロールできなきゃ意味がない」と言い、鬼スラ、鬼カットなどと呼んでいた。本番前に鬼を手なずけるメドはたった。これは、武器になりそうだ。 本番では先発だけではなく、勝負どころの中継ぎ起用についても日本代表の小久保監督は明言。則本も快諾し、この日の中継ぎ登板は予行演習のようなものだったが「今日は何回に行くか分かっていたが、本番ではそうはいかない」と不安もポツリ。それよりなにより、肝心のストレートをいかにコントロールできるかが、本番でのカギを握りそうだ。 (竹下陽二) PR情報
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