クアラルンプール=都留悦史
2017年2月15日11時16分
北朝鮮の故金正日総書記の長男、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、在クアラルンプールの北朝鮮大使館がマレーシア側に対し、遺体の引き渡しを求めていることがわかった。マレーシア警察幹部が朝日新聞に対し、「非公式だが打診があった」と認めた。
警察によると、正男氏とみられる北朝鮮国籍の男性(46)は13日午前、クアラルンプール国際空港内のサービスカウンターで「顔に液体をかけられた」と体調不良を訴えた後、空港内のクリニックで受診。その後、空港近くの政府系病院に搬送途中に死亡した。
その後、北朝鮮の外交官が病院を訪れ、その場にいた警察官に遺体の引き渡しを求めたという。警察は外交ルートを通じた公式な打診がないとして、その場での引き渡しを拒否した。
空港の監視カメラの映像などか…
残り:184文字/全文:509文字
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部