仲宗根美樹、6億の借金、2度の離婚、長男との死別明かす「どんなことがあっても、沖縄の太陽のように生きる」
2017年2月15日12時51分 スポーツ報知
「川は流れる」などで知られるベテラン歌手の仲宗根美樹(72)が15日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・正午)に出演。6億の借金苦、長男との死別、2度の離婚など波瀾万丈の人生を語った。
デビュー56年目で初のトーク番組出演という仲宗根。黒柳徹子(83)とも40年ぶりの再会ということで「とってもうれしいです」と感激の面持ちで、番組はスタート。1961年、レコード大賞新人奨励賞受賞の「川は流れる」大ヒット時は17歳だったが、「母親が愛情より、仲宗根美樹という商品をつくるために投資する人で…。母不信になりました」と告白。
その後も1度目の離婚後、再婚した夫が6億円の借金を背負い、その金額すべてを自身が背負う形で離婚。「1週間で離婚を決めました。借金も全部、私が返す。慰謝料もいらないから、3人の子供と生活したかった」と、子供を支えに美容サロンなどを経営。全ての借金を返済したが、08年、常に支えにしてきた長男が35歳で肺がんのため死去した。
「出版社に務めていて、どんなに忙しい時も私の誕生日には食事に誘ってくれる優しい子だった。寂しいです。他のことは満たされていても、子供のことだけは…」と声を震わせた。
現在は東京・銀座でクラブを経営しつつ、故郷・沖縄の歌を歌い継ぐ歌手活動を生き甲斐にしているという仲宗根。
「皆さん、仲宗根美樹さんという名前は知っていても、本人を見たことはないという人が多いと思います。こういう人生を送ってきた方です」と言う黒柳に向かって、「どんなことがあっても、突っ張らず、自然体で沖縄の太陽のように生きて行きたいと思います」と72歳になった「沖縄の歌姫」は決意表明していた。