大きなくしゃみをしないで下さい。
こういわれたらどうするだろうか。たぶんほとんどの人が小さいくしゃみをするに違いない。なるべく大きなくしゃみにならないように息を殺してくしゃみをするんだ。
でもね、この言葉はそういう意味じゃない気がするんだ。
変なくしゃみ
とにかく息を殺したくしゃみってどんなくしゃみか分かる?そう、変なくしゃみだよ。普通が「ハックショーン」だとしたら静かにくしゃみをした時の音はこうだ。
「クシュン」
僕はこの音も嫌いだ。だって明らかに普通のくしゃみとは違うんだもん。僕が求めるのはくしゃみの大きさではない。普通のくしゃみを求めているんだ。
でもこれをできる人が中々いない。今まで色々な人のくしゃみを聞いてきた。カフェでくしゃみをする人、テレビでくしゃみをしてタレントさんに笑われる芸人、近所のおばさんの唸り声のようなくしゃみ。
どれも個性があって面白い。
普通のくしゃみ
でもね。まだ普通のくしゃみには出会ってないんだ。僕はずっと普通のくしゃみを求めてきた。でも今まで出会ったどんな人も普通ではなかった。
「クチュン」
鳥だろうか?
「ッヘ」
オードリーの春日がいる
「ハックッルベリー」
ブルーベリー系の果実だろうか?
「フワックシューーーン」
もうどこかに飛んでいくような音だ。
そう、普通のくしゃみをできる人は中々いないんだ。だからこそ僕は言いたい。普通のくしゃみができる人に言いたい。そのくしゃみを大切しながら生きてほしいと。
普通のくしゃみができること自体、すごいことなんだよ。
でもくしゃみ専門家になるのは、大きなくしゃみをする人だろうね。
自分のくしゃみが大きいことで悩みくしゃみについてさらに調べてくしゃみの専門家になるんじゃないかな。
くしゃみのプロだよ、その人は。くしゃみ愛好家になったほうが良いよ。くしゃみ専門店を開けそうだよ。何を売るんだろうね。
きっとくしゃみに関する本を売るんだろう。マスクは売れないよ。だってくしゃみの天敵だもん。マスクとくしゃみ愛好家の間には大きな壁があるんだ。だから向かいにマスク専門店ができたら客の奪い合いだろう。
くしゃみ専門店の店主が道路を挟んだ向かいのマスク専門店に向かってくしゃみをするんだろうね。マスク専門店側は大きなマスクを作ってそれをひたすら守るっていう展開が簡単に想像できる。
もうその道路は誰も通らないだろう。そしてどちらも潰れるんだ。
悲しいけれどこれが現実だ。だからこそくしゃみをするなら普通のくしゃみが一番なんだ。
ちなみに僕のくしゃみはこれだ。
「ハックッルベリー」