今年の「サラリーマン川柳」の入選作品が決定し、話題となっている。
「サラリーマン川柳」入選作品が発表
第一生命は13日、第30回目となる「サラリーマン川柳」の入選作品100句を発表した。
「第一生命」News Release
この100句の中から投票でベスト10を決定へ。
「第一生命」News release
投票の受付は3月17日まで。5月下旬にベスト10を発表するスケジュールだ。
全国から5万5067句の応募
今回のサラリーマン川柳応募句数は5万5067句。前年の応募数(3万9551句)を大幅に上回り、20年ぶりに応募数が5万区を突破した。
応募が増えた理由について第一生命は「女性の社会進出が広がり女性にも共感されるようになったこと」や「SNSの普及等で短文を表現する文化が浸透しつつあること」などが要因ではないかと分析している。
「女性」と「若者」からの応募が増加
第一生命によると昨年公開した「サラリーマン川柳のラップバトル動画」も若い世代を中心に人気を集めており、すでに36万再生を突破。
女性の応募者は前回の2倍超に、20代以下の若年層の応募は前回の1.4倍になったという。
ネット上で「面白すぎ」と話題に
公開された今年の「サラリーマン川柳」入選100句は早くもネット上で注目を集めています。
サラリーマン川柳面白い(≧~≦))ププッ共感するからかなぁ。
— Mihoko (@mihoko64) 2017年2月14日
サラリーマン川柳を見ていると、時代の流れがわかるね、、、。
— taka (@takamina52) 2017年2月13日
サラリーマン川柳、毎回、面白いし、うまいってなるよね。
ただ、内容はすげーありきたりなんだけど、その日常のありきたりや世相を切り取れるのが素晴らしい。— あつひこちゃん (@atsuhikochan) 2017年2月14日
サラリーマン川柳おもろいw
俺も書きたくなるw
— Yoya (@yoya_1225) 2017年2月13日
サラリーマン川柳、切れ味は相変わらずなのに、バブルいじりとか部下を育てない上司とか出て来るあたり、世代交代を感じる
— zeronok (@khronofos) 2017年2月14日
他にも「よくわかる!」「面白すぎ」「相変わらずのセンス」「毎年楽しみ」など、多くの反響が投稿されていた。
「ノー残業」など時代を反映
今年のサラリーマン川柳は「ノー残業」や「効率化」など昨今のサラリーマンの働き方の変化を描いた句が目立ったように、サラリーマン川柳には毎年、時代を反映した作品が多く寄せられている。
昨年度は話題となった「ドローン」と増加傾向にある「熟年離婚」を組み合わせた作品が1位に。
「第一生命」ニュースリリース
非正規雇用の増加が大きく報じられた2011年度のコンクールでは、第3位に次のような句がランクイン。
何になる? 子供の答えは 正社員
民主党が予算編成のために「事業仕分け」を導入した2010年度に1位になったのは、この句。
仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い
ちなみに、10年前の第20回サラリーマン川柳では当時ブームだった脳トレを詠みこんだ句が複数ランクイン。「脳年齢 年金すでに もらえます」という句が1位を獲得した。