地裁一宮支部 自動車運転処罰法違反で禁錮4年求刑される
愛知県一宮市で昨年10月、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながらトラックを運転し、小学4年男児をはねて死なせた自動車運転処罰法違反(過失致死)に問われた同市木曽川町、会社員、川合信右(のぶすけ)被告(36)の公判が14日、名古屋地裁一宮支部(村瀬賢裕裁判官)であった。被告人質問で川合被告は「愚かなことをした」と述べた。検察側は禁錮4年を求刑し、弁護側は執行猶予を求め結審した。判決は3月8日。
川合被告は事故当時の状況を「小学生が横断歩道の脇にいるのは見えたが、飛び出さないと思いスマホに目を落とした。『ながら運転』は危険との認識がなかった」と話した。
その後、亡くなった則竹敬太さん(当時9歳)の両親が意見陳述した。父崇智(たかとし)さん(46)は「悲惨な思いをする人をなくすためには少しでも重い刑を科すしかない」、母親(41)は「私たちの宝物を一時の欲求のために奪ったことを重く重く受け止めてほしい」と訴えた。
検察側は論告で「交通安全への意識が希薄で、過失は極めて重大」と指摘した。弁護側は過失の程度が信号無視や酒気帯びなど、危険な運転と一線を画すと主張した。
崇智さんは公判後に記者会見し、川合被告の反省の弁について「うわべだけのように聞こえた」として、謝罪の姿勢がみられないと不満を述べた。【野村阿悠子】