DIY的なハタガネの作り方・使い方と作品
2017/01/10
ハタガネ(旗金)というものをご存知でしょうか。私はDIYを始めるまで全く聞いたことがありませんでした。
近いものでクランプというものもあります。
目次
ハタガネって何をする道具なの?
ハタガネは木と木を木工用ボンドでくっつけるときに必要な道具です。
圧着って何?
木工用ボンドというものがありますが、木工用ボンドで単に木と木をくっつけようとしても、強度は得られません。力を加えると剥がれてしまうのがオチです。
強度を得るためには、ビス留めしたり、このように圧着する必要があります。
圧着というのは、ボンドを塗ったあとに圧力をかけた状態を保ってくっつけることです。板と板、二枚を重ねてくっつけるときに、重しを乗せるようなイメージです。上下に重ねる場合には重しを乗せれば解決ですが、左右に並んだ板をくっつける場合には、ハタガネのような道具が必要になります。
圧着をするメリット
圧着をするメリットはいくつもあります。
一つは見た目がかっこいいことです。ビスを使うより、ビスなしの方がフラットで見た目が良くなります。ビスが出ていない分、怪我の防止にも役立ちます。
もう一つは1枚板を買うより安いという点です。1枚板や集成材は値が張りますが、安い材(例えばSPF材など)を並べて1枚板にすると、費用が1/5程度に抑えられることもあります。
圧着をするデメリット
圧着にはデメリットもあります。
一つは、いくら一枚板が作れると言っても完全にフラットな板ではありません。1枚板や集成材のようななめらかな板にするには、カンナやヤスリで平らにする作業が必要です。
もう一つは修正が難しいという点です。圧着が成功すると、剥がすことは大変困難になります。ビス留めであればビスを引き抜くだけで良かったものの、圧着してしまえば、木材の方に割れが発生するほどの強度でくっつきます。
また、ハタガネの値段はかなり高いです。1枚の板を作るのに少なくとも4本必要とも言われています。市販品であれば、サイズにもよりますが1本700円程度ですから、4本で2,800円、サイズ違いを合わせるとかなりの出費になることは間違いありません。
DIY的なハタガネの作り方
参考にさせていただいたサイト様
・木工ナビ クランプ類
主にこちらのサイト様を参考に自作させていただきました。
・DAI KAWAGUCHI 木工講座:貼る
理論的に圧着について、分かりやすく説明されています。
自作したハタガネについて
上記サイト様を参考にさせていただいたのですが、ちゃんと確認しておらず、微妙なハタガネが完成しました(^_^;)
圧着するのは問題ないのですが、かなり癖のあるハタガネです。長ねじ(棒)1本で支える構造ですが、2本で圧着する形の方が安定するのかな、と思います。
ダイニングテーブルや棚など、精度が必要なものには不向きですが、現在のDIYレベルであれば問題なく使えています。ただの天板や側板はこれで作っています。ちょっとボンドでくっつける、なんていうときもハタガネを使っています。
自作ハタガネの材料費
・ポプラ(木材ならなんでもOK) 1.5mm 4.5×910mm 1本 152円
・長ねじ 25cm(M10x250) 38円×8=304円(楽天市場等にも取り扱いはありますが、1本200円以上なのでホームセンターでの購入をおすすめします)
・長ナット(長ねじと長ねじを接続するもの。4本繋げば1mのものでも圧着できる計算) 128円×6=768円
・蝶ナット 148円×2=296円(全部6角ナットでも可)
・6角ナット 3個入 98円×2=196円
【材料費計】1,716円
自作ハタガネの作り方
今回は8本のハタガネを作ります。25cmが8本なので、25cmを2本くっつければ50cmで4本、25cmを3本くっつければ75cmで2本半、25cmを4本くっつければ100cmで2本というように、接続部品(長ナット)で長さを調節するために8本作ることにしました。
木材を切る線を書く
ハタガネを押し付ける際にナットの跡が残らないように木材を充てます。木材は何でもOKです。私はカラーボックスリメイク用に購入していたポプラ材が余ったのでそちらを使いました。
91cm÷8本=11cmなので、11cmごとに切る線を書いていきます。
穴を開ける位置を決める
穴の位置は中心からややずれた位置にしました。その方が厚い材にも対応できるかな、と思ったのですが、偏りすぎたおかげで圧着の際に木材が斜めになることもしばしばです。極端過ぎない方がいいようですね。
穴を空ける
穴は電動ドリルと糸ノコで空けました。長ねじがM10だったので、それより一回り大きくします。
初電動ドライバーだったので、これだけで1時間以上かかりました(^_^;)見た目もガタガタです。
木を切る
長ねじに通す
木とナットを長ねじに通して完成です。以下の写真のように使っていますが、実際には木を台などに浮かせた状態でくっつけた方がキレイになるような気がします。ハタガネが浮いているので…
保管について
ハタガネの使い方
・DAI KAWAGUCHI 木工講座:貼る
こちらのサイト様が分かりやすく説明されています。
やすりで面をキレイにしたあと、濡れ雑巾で木くずやゴミなどがないようにキレイにします。
木工用ボンドを接着面にあふれるほど塗ったあと、擦ってボンドを溢れさせます。
溢れたボンドを拭きとったあと、ハタガネで押さえつけて圧着させます。
私は何作品かはこの「拭き取る」という作業を忘れてしまったせいで、乾いたあとにやすりで延々とボンドを削ることになってしまいました…
圧着の時間ですが、私は一晩置くようにしています。前の日に圧着して、起きて次の日から作業をする感じです。