自動走行の実用化に向け トラックなどで実験 政府が方針案

自動走行の実用化に向け トラックなどで実験 政府が方針案
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政府は、東京オリンピック・パラリンピックにあわせて、自動車の自動走行の実用化を目指して、ドライバーが運転するトラックの後ろを、無人のトラックが自動追尾する隊列走行の実証実験を、新年度中に新東名高速道路で行うなどとした今後の取り組みの方針案をまとめました。
政府は、安倍総理大臣が先に、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて、自動車の自動走行の実用化を目指す方針を示したことを受けて、今後の具体的な取り組みなどを盛り込んだ方針案をまとめました。

それによりますと、ドライバーが運転するトラックの後ろを、無人のトラックが最新の通信技術などを使って自動追尾する隊列走行の実現に向けて、新年度(平成29年度)中に新東名高速道路で実証実験を行うとしています。

また、無人で自動走行するバスやタクシーのサービスを2020年に実現することを目指して、新年度から、首都高速道路や東名高速道路など全国10か所以上の公道で実験を行うとしています。

政府は16日に開く未来投資会議にこの方針案を示して、さらに議論を深め、6月をめどに取りまとめる、新たな成長戦略に反映することにしています。