UXデザインプロセスにライターとして関わる可能性

「UXライター」という職種が北米で登場しているようです。2016年後半から、GoogleやAmazon、DropboxやPaypalなどの企業が募集している様子。

これまでにも、UIにおけるライティングの重要性を伝える動きはあり、プロダクト開発にもライティングは重要な役割をもつことが語られてきました。

UXにおけるライティングとは、どのようなことなのか。ferretの記事によると、UXライターの役割は以下のようになっています。

  • 調査・分析
  • シナリオ作り
  • 協働

これらの内容は、UXデザイナーの役割とされてきたことの一部。UXライラーというのは、UXデザインのプロセスにライティングという立場から関わる職種のようです。

UXデザインのプロセスにライターとして関わるということになれば、事前の調査からワーディング、ユーザーのシナリオを作成する、結果を見ながらの改善にも関わるということになります。

これまでUXデザイナーが担っていた役割が分割されている背景には、UXデザイナーが担当する範囲が広範であること、規模の大きなサービスや企業では役割を分担したほうが効率が良い可能性があることなどが考えられそうです。

インハウスエディターのように会社内で働く編集者のあり方が注目されるようになってきていますが、プロダクト開発にライターとして関わることが日本の現場でも浸透したら、また新たな可能性が拓けるかもしれません。