カメラ販売の「カメラのキタムラ」を展開するキタムラは14日、総店舗の約1割に当たる129店の閉鎖を柱とする事業構造改革策を発表した。「実質0円」を禁じた政府の値引き規制によりスマートフォンの販売が低迷。写真プリントの不振も続き、業績が悪化してリストラを迫られた。
閉鎖店舗は「カメラのキタムラ」に加え、写真スタジオ「スタジオマリオ」が対象で、既に実施した店を含め2017年3月期が81店、18年3月期は48店。
同社は店舗撤退に伴う損失を織り込んで17年3月期連結決算の見通しを大幅に引き下げ、最終(当期)損益が従来予想の6億円の黒字から24億円の赤字になると発表した。(共同)