商品の追跡、迷子のペットの捜索、非接触型クレジットカードなど、マイクロチップは昨今さまざまな用途に活用されている。米ネバダ州の議員らが2月13日に審議した法案の下では、本人の同意なしに人体にマイクロチップを埋め込むことはできなくなる。
米国では現在、少なくとも4つ州が人体に強制的に識別マーカーを埋め込むことを禁止している。ネバダ州上院司法委員会の議員たちは、こうした最新技術が職場や刑務所や病院に入り込むのを防ぐための予防措置として、自州もこの4州に加わるべきかどうかを審議した。
この法案を提出したネバダ州議会上院議員(共和党)のベッキー・ハリス氏は、マイクロチップが人権と公衆衛生に深刻なリスクをもたらす可能性を危惧している。
「これは全く新しい問題だ。私たちがこの技術についてもっと深く理解し、チップの埋め込みを義務化したいという考えの背後にある理屈をもっとよく理解できるまで、私はただ安全措置を講じたいだけだ」とハリス氏は語る。
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