Japan VR Award、2016年のベストVRデバイスとコンテンツは…?
2016年末に開催した「Japan VR Award」。時間が経ってしまいましたが、その結果を発表させていただきます。今年はTwitterでの投票形式とし、合計150名以上の方に投票いただきました。
USER’S CHOICE VR EXPERIENCE『Mikulus』
ユーザー投票で決めるVRコンテンツはGOROman氏が開発中のOculus Rift向けソフト『Mikulus』でした。初音ミクの横に座りながら、VRに表示された空間でPC画面を操作して、隣にミクさんがいる感覚でYouTubeを鑑賞したり、仕事をしたり、色々なことを「ミクさんと」できる点が特徴的です。ボイス対応しており、雪を降らせたり、眼鏡をかけたりといったことも可能。
ミクさんは一切話しませんが、そのあまりの実在感。そして動きの激しくなりがちなゲーム等のVRコンテンツと一線を画して、日常的なことをVRでするという「静」の体験である点が印象的です。
開発中のコンテンツでありながら、2位以下のコンテンツに圧倒的な差をつけての1位となりました。本コンテンツは現在、開発が中断しています。今後の更新に期待したいところです。
VR EXPERIENCE OF THE YEAR『Rez Infnite』
https://www.youtube.com/watch?v=1G8kzgCpdd0
Mogura VR編集部が選ぶVRコンテンツは、2016年のGame of the year等にも輝いているエンハンス・ゲームズのPlayStation VR向けゲーム『Rez Infinite』です。
最終ステージArea Xは、VRでこそ楽しめる「旅」。美しいグラフィックで描き出される体験は視覚と聴覚と振動が混じり合うVRだからこそ可能になる「これまでにない体験」でした。
専用のスーツ、シナスタジア・スーツ(非売品)で体験するとさらに『Rez Infinite』の世界に没入した体験が可能になります。
USER’S CHOICE VR HARDWARE、VR HARDWARE OF THE YEAR
ユーザーが選ぶ最高のデバイスと編集部が選ぶ最高のデバイスは同じ「Oculus Rift+Oculus Touch」でした。2位にHTC Vive、3位にPlayStation VRと続きました。
2016年12月に発売されたOculus Touchは、実際に自分の手がVRの中にあるかのように感じられるデバイスです。ユーザーにとって、「手がVRにある」という驚きとともに、手を使ったこれまでになく実際にVRにいる感覚でのゲームやツールの体験が2位に大きく差をつけての1位となりました。
この度は、Mogura VR編集部一同Japan VR Awardにご参加いただいた皆さまに感謝の意を申し上げるとともに、発表が大変遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。
ご投票いただいた方から10名様にAmazonギフト券及び1名様へニンジャマスク1年分をお送りさせていただきます。
2017年も開催しますので、ぜひお楽しみに!