時は戦国! 武士の始まり、二大勢力『平氏』と『源氏』激突! 源平合戦。『平氏』が『源氏』に逆転大勝利したパラレル鎌倉時代! 舞台は、現在より夜が暗く…妖魔蔓延る日本列島! 不治の病(?)に侵された少女は「不死」を求める旅に出る。出会ったのは…800年以上、生き過ぎて「死にたい」と願う不死身の男。「生きたい!」と願い「死にたい!」と願う。対照的で似た者同士。そんな二人は生・逝きる為、供に旅立つ!!? 超鬼才・中山敦支が贈る「一生懸命生きて逝きたい」不死身と不治身のデス・ロードッ!
「……!?表紙くっそかっけえぞ、おい!!!」
初めてこの漫画を見つけた時の最初の感想がこれですね。
というわけで、今回は圧倒的画力で有名な中山敦支先生の『うらたろう』を紹介していこうと思います。
先に言っちゃうと、もう1、2巻だけでどっぷりはまってしまいました。
単行本の帯の情報によると各界の著名人もはまっている方が多いようです。
私自身、これはかなり中毒性のある漫画だなと思いました。
前置きが長くなってしまっても読みづらいので、そろそろ本編に行きたいと思います。
それでは内容紹介をしつつ、感想を書いていくという形でまとめていきます。
死にたいと思う不死身の男と生きたいと願う寿命1年の少女
あらすじにもある通り、「死にたい」と思う不死身の男と「生きたい」と願う寿命1年の少女の壮絶な旅を描いた漫画です。
そして、この正反対な二人の関係性がほんとにいいです。それぞれ紹介するとこんな感じ。
ちよ〜ある理由で寿命が1年である少女。見た目からは想像できないが、平家の姫に当たる。とにかく明るく、人を思いやる気持ちが人一倍強い。
温羅太郎(うらたろう)〜800年以上生きている不死の男。世の人々からは鬼人と呼ばれている。死ねないことに絶望し、生をつまらぬものと考えていたが、ちよと出会い……
ゲームとかでもよく見かける設定なんですけど、やっぱりいいですね。
さすがMr.死生観と言われるだけあって設定が際立っています。
最初はちよを忌み嫌ううらたろうが徐々に心を開いていき、ちよも…….という展開も面白いです。この感じだと少し恋愛要素も入ってきそうです。
とにかくキャラ設定はほんとにいい感じです。
カッコよすぎる言い回し!!
読んでいてほんとに痺れるくらいカッコいい言い回しがいくつもありました。
今回はそんな中でも私が特に好きだった言い回しをいくつか取り上げていきます。
くよくよすんな 形あるものは皆いずれ滅びる…オレ以外はな
(1巻うらたろう)
不死だからこその言葉。カッコよすぎる。
明けない夜なんかねェさ…オレ以外はな
(1巻うらたろう)
上と同じようなシリーズ。くっそカッコいいんすよ。
これ、人生で一回は言ってみたい。
今回は2つだけ取り上げましたが、この他にもいっぱいカッコいい言い回しが出てきます。
この厨二臭さがたまらないんですよね。
ヤバ過ぎる…圧倒的画力!!
タイトルでも書いたんですけど、ほんとに画力が高すぎます。
画力が高い漫画家はいっぱいいると思うんですけど、中山敦支先生の絵は誰にも真似出来ない絵です。独特すぎるんですけど、ほんとにカッコいいです。
例えばこんな絵。
バトルシーンの絵なんですけど凄すぎませんか。正直このページを開いた時は鳥肌がたちました。とにかく迫力のある描写を得意としているようです。
それにしても迫力ありすぎですね。笑
字のフォントもかっこ良すぎるし、血の表現もほんとに好き。
また見開き1ページまるごと使ったりなどのバトルシーンもあるので迫力についてはほんとに100点満点です。
最後に
はい、今回は中山敦支先生の『うらたろう』の紹介をしてみました。
とは言ってもまだ2巻までしか出ていないので、まだ書ききれない魅力があるかと思うので、これからも最新巻を読み次第、更新していきます。
はい、では今回はこんな感じで。
最後まで読んでくれてありがとうございました。