本日は会社で義理チョコを貰いました。
その義理チョコを持って家に帰ったのですが、不用意にも紙袋をぶら下げたまま部屋に入ったので、すぐさま子ブタちゃん(かわいい娘の事)に見つかり「ちょこ!ちょこ!」と駄々をこねられてしまいました。
晩ごはんも食べて歯磨きを済ませた後だったので、妻の視線が怖かったのですが、あまりにチョコを欲しがる姿に可哀想になって、甘やかしすぎてはいけないと解っていながらも、ついついチョコを食べさせてしまいました。
「おいしいね~」とピョンピョン跳ねながらチョコを食べる子ブタちゃんを見て、さっきまで険しい顔をしていた妻も可愛さのあまりつい笑顔になってしまったので、私は怒られずに済みホッと胸を撫で下ろしました。
しかしながら子供の成長とは恐ろしいもので、ついこの間まで何も解らない赤ん坊だったのに、今では見た事もない紙袋を見て、中身がチョコレートだと解ってしまうんだから驚きました。子ブタちゃんの食い意地が張ってるだけなのかも知れませんが、子供の動物的な勘は大人が思っているより、ずっと鋭いようです。
義理チョコは貰う方も辛い
ここ最近のはてなブログ界では「バレンタインいらない」「義理チョコ面倒」と嘆いている女性ブロガーの記事をよく見かけます。女性からしたら好きでも何でもない、むしろ嫌いな人間に対して、何で金も気も使わないといけないのかと憤る気持ちはよくわかります。
しかしながら、我々男性からしてもバレンタインは面倒な行事で、特に義理チョコに対する反応の難しさは困難を極めるものがあります。「お返しは三倍返しでね」なんて軽口を叩いてくるような間柄なら、まだ「腎臓売らなあかんな」なんてオヤジギャグで返しておけば問題ありません。
困るのが女子社員みんなでお金を集めて、たくさん入ってるチョコをまとめて渡されるパターンです。それをやられると、今度はホワイトデーに返す時、また誰かが男性社員のお金を集めて買いに行って~という手間が発生します。
それもみんな面倒がって誰もやらないと、これまた女子社員との不要な軋轢の原因になるので、面倒ながらも私のような中途半端な年齢の人間がやる羽目になるのです。あるいは私が若い人間に指示して面倒臭そうに対応されるか。
一番困ってしまうのが、多分娘が彼氏に本命チョコ作ったついでなんだろうけど、手作りの義理チョコをくれるおばちゃんです。あらぬ誤解を与えないように家には絶対持って帰れないし、かと言って捨てる訳にもいきません。
手作りのチョコは大体が、せいぜい市販の板チョコを溶かして型にはめただけの物がほとんどで、余計な手を加えたために味や食感が非常に悪くなってしまってるケースが多いです。あれは本当に困ってしまうので「手作り義理チョコ禁止令」を発して欲しいくらいですわ。
我が家のバレンタインは
妻は毎年チョコをくれるのですが、楽天などで人気のある商品の中から、本人も食べたい物を選んでお取り寄せしてくれます。私は元々チョコが好きで、そんな人気のある物ならどれでも美味しいだろうから「今年はどんなのかな~」と割と楽しみにしています。
ちなみに今年は↓でした。
味のレビューをしますと、チョコのパリッとした食感と、安納芋のしっとりした食感のギャップがとても独特で、またチョコが甘過ぎない所が、安納芋の甘さをより際立たせているのが、今まで食べた事のないような味としか言いようのない美味しさなのです。
サイズはアイスのパルムを一回り小さくしたくらいでしょうか。私のような中年の弱った胃には一日一つ食べたら満足ですが、あっさりしてるので若い女性なら2,3個くらい余裕でいけると思います。
バレンタインの夜も更けて
子ブタちゃんを寝かした後に、二人でチョコを食べながら楽しく過ごしていたのですが、世の中はバレンタインなので当然流れとしては、そのまま寄り添い合ってニャンニャンが始まる気配になります。
「チョコの後はボクの硬くて黒いチ〇コもいかが~」と言う、私のクソ寒い親父ギャグに対しても、妻は優しいので「甘いミルクたっぷりね~」と嫌な顔一つせずに付き合ってくれて、毎年チョコまでくれるし、私は本当に良い妻に恵まれたんだと涙が出そうになります。
感激しながら押し倒そうとしたその時、寝室から泣き声が聞こえてきたので、妻は慌てて私を突き飛ばしすぐに服を着て、目を擦りながら寝惚けてフラフラと居間に出てきた子ブタちゃんを抱きかかえました。
怖い夢でも見たのか、子ブタちゃんは暗い寝室には戻りたがらず、明るい居間で妻の膝の上に横たわりウトウトしたり、たまに泣き出したりと、どうやらご機嫌斜めの様子。
妻がなだめている内に落ち着いてきたのか、子ブタちゃんは机の上に食べかけのチョコを見つけて、私の方をチラっと見ました。そして私が脱ぎ散らかしたパンツを見て、もう一度私の方をチラッと見てニヤッと笑い、そしてパクッとチョコを食べました。
恐るべきは動物的カンやな…と私は驚きました。
娘よ、どこまで解ってるんや?
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