<八木山動物公園>アイアイ借り受け断念
仙台市八木山動物公園が、アフリカ・マダガスカルに生息するサルの希少種「アイアイ」の同国からの借り受けを断念したことが18日、分かった。
動物公園によると、職員が昨年12月に同国のチンバザザ動植物公園を訪ねた際、受け入れ予定だった雌1匹が同年7月に腸炎で死んでいたことが判明した。
動植物公園でほかに飼育する2匹は野生由来の個体で、ワシントン条約で輸入が禁じられている。
市は2008年、マダガスカル政府と希少動物の飼育や繁殖を共同研究する協定を結んだが、09年に同国でクーデターが発生。当時の大統領が失脚し、事業が滞った。13年に更新した協定で、アイアイ1匹を借り受けることになっていた。
2017年01月19日木曜日