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【プロ野球】

杉内、1軍合流して沖縄入り 1年7カ月ぶり1軍マウンド狙う

2017年2月14日 紙面から

1軍に上がり高橋監督(左)にあいさつする巨人の杉内=宮崎空港で

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 右股関節手術から復活を目指す巨人・杉内俊哉投手(36)が13日、1軍メンバーと宮崎から2次キャンプの地・沖縄へ移動した。左腕はキャンプ中の実戦登板へ虎視眈々(たんたん)。調整は順調で2015年7月以来、1年7カ月ぶり1軍マウンドを狙う。

 開幕まで残り1カ月半での昇格。スーツをまとった杉内の表情は引き締まる。

 「久々だね。本当に。1年半ぐらいかな。1軍の練習はピリピリしていると思う。2軍がしていないというわけではないけれど。(実戦は)調子がよければ、納得した形で投げたい」

 15年10月に右股関節を手術。リハビリ期間を経て、昨季はイースタン・リーグで実戦登板を果たした。秋季宮崎キャンプは志願して参加した。オフから今季開幕を照準に準備を進めてきた。

 1次の宮崎キャンプでは、長嶋終身名誉監督からも熱視線を送られた。11日の木の花ドームでブルペン入りする杉内の姿にくぎ付け。球筋を確認して「ウォー」と感嘆の声を上げた。

 高橋監督もベテランの経験値に信頼を寄せる。「自由にやらせるよ」と登板時期を任せる方針。明らかに飛ばしすぎと判断したときにはストップを掛けるが、杉内の考えを尊重する方針だ。

 先発陣は菅野、マイコラスの2本柱に加え、田口、内海らが控える。ここに、通算142勝77敗の「負けない男」が加われば、G投全体のレベルアップを促すことも期待できる。V奪回を狙う巨人にとって頼もしい男が帰ってくる。(川本光憲)

 

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