フリン大統領補佐官が辞任 トランプ大統領の側近
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アメリカのホワイトハウスは、安全保障政策を担当するフリン大統領補佐官が、ロシアの駐米大使とロシアへの制裁をめぐって協議したことを隠していたことを事実上認めて謝罪し、辞任したことを明らかにしました。
ホワイトハウスは13日、安全保障政策を担当するフリン大統領補佐官が辞任したことを明らかにしました。
フリン氏は補佐官就任前の去年12月、ロシアの駐米大使と電話で会談し、この中でロシアに対する制裁をめぐって協議したかどうかについて、当初、協議していないと説明し、ペンス副大統領も擁護していました。
しかし、アメリカメディアは実際には制裁をめぐる協議が行われていたと伝え、事実を隠していたなどとして、トランプ大統領がフリン氏に対する不満を募らせていると報じられていました。
フリン氏は公開された辞表の中で、「私はロシアの駐米大使との電話会談について軽率にも不完全な情報をペンス氏などに報告した。私はトランプ大統領とペンス副大統領に謝罪し、大統領らも受け入れた」と、辞任の理由を説明しました。
これを受けてトランプ大統領は、安全保障政策担当の大統領補佐官代行に退役軍人のケロッグ氏を指名したということです。
フリン氏は、国防情報局の長官も務めたアメリカ陸軍の退役中将で、去年の大統領選挙では早くからトランプ氏を支持し、側近の1人とされ、日米首脳会談などにも同席していただけに、トランプ政権にとっては打撃となります。
フリン氏は補佐官就任前の去年12月、ロシアの駐米大使と電話で会談し、この中でロシアに対する制裁をめぐって協議したかどうかについて、当初、協議していないと説明し、ペンス副大統領も擁護していました。
しかし、アメリカメディアは実際には制裁をめぐる協議が行われていたと伝え、事実を隠していたなどとして、トランプ大統領がフリン氏に対する不満を募らせていると報じられていました。
フリン氏は公開された辞表の中で、「私はロシアの駐米大使との電話会談について軽率にも不完全な情報をペンス氏などに報告した。私はトランプ大統領とペンス副大統領に謝罪し、大統領らも受け入れた」と、辞任の理由を説明しました。
これを受けてトランプ大統領は、安全保障政策担当の大統領補佐官代行に退役軍人のケロッグ氏を指名したということです。
フリン氏は、国防情報局の長官も務めたアメリカ陸軍の退役中将で、去年の大統領選挙では早くからトランプ氏を支持し、側近の1人とされ、日米首脳会談などにも同席していただけに、トランプ政権にとっては打撃となります。
公表された辞表
ホワイトハウスは、フリン大統領補佐官の13日付けの辞表を公表しました。
この中でフリン氏は、「私は、大統領補佐官に就任するにあたって、多くの外国の閣僚や大使らと電話で会談した。そうした電話は政権移行を円滑に行い、大統領と外国の指導者たちとの間に必要な関係を築き始めるためのものだった。そうした電話は政権移行では一般的な慣習だ。しかし、不幸にも、めまぐるしく事態が進行するなかで、私はロシア大使との電話会談について、うかつにも副大統領らに不完全な情報を報告してしまった。私は大統領と副大統領に心より謝罪し、受け入れられた。私は辞表を提出する。私は、トランプ政権がアメリカを再び偉大にするために取り組み、アメリカ国民によく尽くすであろうことを確信している」としています。
この中でフリン氏は、「私は、大統領補佐官に就任するにあたって、多くの外国の閣僚や大使らと電話で会談した。そうした電話は政権移行を円滑に行い、大統領と外国の指導者たちとの間に必要な関係を築き始めるためのものだった。そうした電話は政権移行では一般的な慣習だ。しかし、不幸にも、めまぐるしく事態が進行するなかで、私はロシア大使との電話会談について、うかつにも副大統領らに不完全な情報を報告してしまった。私は大統領と副大統領に心より謝罪し、受け入れられた。私は辞表を提出する。私は、トランプ政権がアメリカを再び偉大にするために取り組み、アメリカ国民によく尽くすであろうことを確信している」としています。
ほかの複数の側近にも不満か
アメリカの政治専門サイト「ポリティコ」は、トランプ大統領がフリン氏だけでなく、複数の側近についても周辺に不満を漏らしていると伝えています。
このうち、ホワイトハウスのスパイサー報道官については、トランプ大統領が報道対応をめぐって時折、不満を表明しているとしています。
また、ホワイトハウスで実務を取りしきるプリーバス大統領首席補佐官についてもトランプ大統領は疑問を持ち始め、トランプ大統領の側近が後任の人選を始めたと伝えていて、トランプ政権内では発足から3週間余りで早くも不協和音が生じている可能性があります。
このうち、ホワイトハウスのスパイサー報道官については、トランプ大統領が報道対応をめぐって時折、不満を表明しているとしています。
また、ホワイトハウスで実務を取りしきるプリーバス大統領首席補佐官についてもトランプ大統領は疑問を持ち始め、トランプ大統領の側近が後任の人選を始めたと伝えていて、トランプ政権内では発足から3週間余りで早くも不協和音が生じている可能性があります。