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フリン米大統領補佐官辞任発表 対ロ制裁疑惑で引責

2017/2/14 13:59
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 【ワシントン=吉野直也】マイケル・フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日夜、辞任した。トランプ政権の発足前にロシア当局者と対ロ制裁について協議していた問題の責任を取った。国家安全保障担当の補佐官は閣僚級。ホワイトハウスの外交・安全保障の司令塔であるフリン氏の辞任はトランプ政権に打撃となる。

国家安全保障担当の米大統領補佐官を辞任したフリン氏(13日、ワシントン)=AP

 ホワイトハウスが同日夜発表した。フリン氏はトランプ米大統領に「不十分な情報を伝えたことをおわびしたい」とする辞表を提出し、トランプ氏も了承した。政権発足後3週間で米政権の閣僚級が辞任するのは極めて異例。要職に指名したトランプ氏の責任も問われる。

 フリン氏とロシアの駐米大使が昨年12月に電話していたことが1月に発覚。ペンス副大統領はフリン氏の説明を受け「制裁を協議しなかった」と釈明した。その後、米紙は複数の当局者が制裁について話したことを認めたと報じた。

 これに先立ちホワイトハウスのスパイサー大統領報道官は13日、フリン氏の疑惑に関して「大統領は状況を調査中だ」との声明を出していた。ロシア当局者との話し合いが事実であれば、民間人の外交政策関与を禁止する法律に違反する恐れがある。

 米紙ワシントン・ポストによると、フリン氏は当初疑惑を否定していたが、最近は「100%の確信を持って思い出すことができない」などと述べ、ペンス氏に謝罪した。CNNテレビは関係者の話として「トランプ氏は特に当初疑惑を否定した点に腹を立てている」と報じた。

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