フェティッシュの火曜日
2017年2月14日
取り付けるだけでなんでもかっこよくなるリアン。
『週刊○○を作ろう』みたいな、毎週パーツがついてて、全号揃えると完成する雑誌があるだろう。デアゴスティーニとか、ああいうやつ。
僕はこれがわりと好きなのだ。基本的にスタートの第一号は極端に価格が安くなっているし、たまに「へー、こんなのがあるのか」ぐらいの興味で買っちゃうことがある。(そこで満足して、次号からはだいたい買わないんだけど) そんな感じで買ってみた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』週刊誌の創刊号が思ったより遊び甲斐があったので、紹介したい。 > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k 全130号でデロリアンを作ろういまテレビCMを結構やっているので、それで知ってる人もいるだろう。
デアゴスティーニの週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアンは、全巻揃えるとあのタイムマシンカー、デロリアンの1/8模型が完成するという週刊誌である。 創刊号は499円。次号以降は1790円になる。ぶっちゃけ、安くはないよな。
実は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』自体、中学生ぐらいの多感な頃合いに観てハマった、かなり好きな映画なのだ。
もちろんデロリアンもすごい好きだ。ガルウィングのドアがバシューッと開くとことか、小中学生男子なら誰でもウットリだ。 そして創刊号は映画そのものというか、とにかくデロリアン推しの一冊。 映画のあのデロリアンをデザインしたアンドリュー・プロバート(スタートレックのエンタープライズ号とかもデザインした人)のインタビューとか読めて面白かったのだが、それよりも気になるのは付録の部分だ。 箱を開くと左が雑誌部分、右が付録。
創刊号は、デロリアンのリアセクション(車の後面)が付いてくる。
こういう雑誌はだいたい創刊号に一番「これだ!」というパーツを持ってくる(ティラノサウルスの骨格模型なら頭蓋骨とか)ので、デロリアンはお尻がメインというのが公式の解釈なんだろう。 タイヤが付録の号は、モチベーションを試されそうだ。
今のところ全130号で完成予定とのことなのだが、早くも三号めで付録がタイヤ1個という予告も出ており、以降パーツを激しく刻んでくることは予想できる。
そんな中でも、創刊号はとドンとまとめてリアセクション。大盤振る舞いである。 うしろリアン、かっこいい創刊号付録の組み立ては、かなりあっさり。
ネジ留めが数カ所あるものの(ドライバーまで付録に入ってる。創刊号はお得だ)、たぶん模型の組み立てに慣れてない人でも10分あれば完成するはずだ。 ちょっとネジ留めして、あとはパチンパチンとパーツはめるだけ。図面を見ずに直感でもいけるぐらい。
で、組み上がったのがこちら。
デロリアンのうしろリアン。アルミダイキャスト製でずっしり重く、かっこいい。
ぱっと見で「おお、デロリアンだ」と分かる、特徴的なリアセクションである。
実は左ブレーキランプは次号の付録ということで、創刊号だけでは完成していないのだが、それでも充分に格好いい。 この状態でこれだけかっこいいんだから、何か別のものにとりつけてもかっこいいんじゃないか。 具体的に言うと、こんな感じだ。 ルンバリアン。(妥当なネーミング)
ロボット掃除機は自律的に部屋の中を移動しながら掃除してくれるだけで充分にかっこいい。だが、後ろがデロリアンになると、さらにかっこよさが30%ぐらい向上した気がする。
よし、どうせならもっとかっこよくしたい。 デロリアンと言えば、やはりアレだ。火だ。 デロリアンといえば、画像検索でもやはり火だ。
デロリアンは、時速88マイル(140qぐらい)を超えた状態で「タイムサーキット」を1.21ジゴワットの電力で稼働させることによってタイムトラベルする。
その時に、燃えるタイヤ痕を道路に残して時空の狭間に消えるのだ。あれが超かっこいい。あれをやりたい。 ルンバリアン、時速88マイルで掃除中。
そうそう、これだ。この感じ。かっこいいぞ。火。
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