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 14日午前7時20分ごろ、広島県東広島市の山陽自動車道下り線の志和IC付近で、中国バス(本社・同県福山市)の高速バスから出火した。乗客15人と運転手1人の全16人が避難し、けが人はいなかった。約90分後に鎮火したが、車体は全焼した。この影響で下り線の西条ICから志和ICの区間が通行止めとなった。

 県警高速道路交通警察隊や東広島市消防局によると、同社の営業所から「走行中のバスから火が出た」と通報があった。「前輪付近から白煙が上がった」と乗客が話しており、県警が出火原因を調べている。

 中国バスによると、バスはJR尾道駅を出発し、広島市の広島バスセンターに向かう途中だった。乗客は志和ICに避難し、中国バスが用意したタクシーで広島バスセンターに向かったという。