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【野口裕之の軍事情勢】
日本警察に守られた在日中国人の「反アパホテル」デモ 「死のリスト」に載る大富豪失踪解明デモを天安門広場で
日本国内では、小心な小欄ですら合法デモに参加できる。何しろ、警察官が自らの危険を顧みず、守りたくもない? 反日分子や反体制活動家の身まで守ってくれるほど、環境に恵まれている。民主主義国家とは実にありがたい。デモ、否、でも、日本のホテルチェーンのアパホテルが「南京大虐殺」を否定する書籍を客室に備えていると中国が猛反発している問題で、在日中国人団体が東京都新宿区内で行った抗議デモ(5日)に際し、女性主催者の発出したコメントは本当に哀れだった。
「今回声を上げたのは勇気ある中国人だ」
日本警察は、デモ参加者の横を行き交う車両から、デモ参加者に飛びかかろうとした男から、彼女たちを守り通した。かくなるデモに「勇気」は、まったく必要ない。
氏名も年齢も明らかにしないナゾの女性主催者は来日10年になるというが、10年もの間、何を学んでいたのだろう? 民主国家・日本での生活を満喫する一方で、「南京大虐殺」の虚構を証明する書籍や主張に触れなかったとは考えられない。仮に中国諜報機関が火を付けた「官製デモ」だとすれば、デモ参加を拒否するのが真の勇気というものだ。
「勇気の使い道」に困っているのなら、教えて差し上げる。民主化を求める国内外の人々の粛清に少数民族虐殺、宗教弾圧に侵略的行為を含む国際法無視…など、突っ込みどころ満載の中国による国家犯罪に対して、北京の天安門広場でデモを起こせばいかがか。ただし、日本警察と違い、中国人民武装警察部隊(武警)は自国民とて、容赦なく殺す。後詰め入る中国人民解放軍陸軍に至っては、抵抗した人民を戦車でひき殺した前歴がある。
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