iPhoneでApple IDを新規作成する4つの方法
2017-02-13 20:18Apple IDは、iTunes StoreやApp Storeで音楽やアプリをダウンロードしたり、iCloudの各種機能を利用するために必要なアカウント。iPhoneを初めて手に入れたときなどに、必ず作成しておきたいところです。
Apple IDを保有していない場合、iPhoneをアクティベーション(利用開始設定)する際に新規作成するのが一般的な流れ。しかし、新規作成の手順をスキップしたまま、Apple IDを未設定のままにしているユーザもいるようです。
この記事では、Apple IDを新規で作成する方法を4つ紹介した上で、それらの中からiPhoneの設定アプリ内で新規作成する方法を取り上げ、詳しく解説します。住所の入力やクレジットカード登録なしで簡単に作成できるので、とりあえずApple IDが必要な場合などで本解説を活用できるはず。アカウントの作成自体は数分で済み、パソコンも不要です。
検証端末:iPhone 7(iOS 10.2.1)
iPhoneでApple IDを新規作成する4つの方法
iPhoneでApple IDを作成する方法は少なくとも4パターンが存在します。
1. iPhoneのアクティベーション時に新規作成
Apple IDを保有していない人が初めてiPhoneを使い始めるとき、端末のアクティベーション(利用開始設定)の過程でApple IDを新規作成できます。初めてApple製品を購入したユーザであれば、この場面で作成しておくことを推奨します。
ただし、iPhoneを使う上でApple IDの利用は必須ではないため、新規作成を後回しにすることもできます。
2. Apple公式サイトで新規作成
ウェブのApple公式サイトでもApple IDを作成できます。
左:Apple公式サイトのApple IDページ右:Apple IDページの下部にある[Apple IDを作成]から新規作成可
3. iTunes Store/App Storeで新規作成
Apple IDからサインアウトした状態でiTunes StoreかApp Storeでコンテンツを入手しようとすると、既存のApple IDでのサインインかApple IDの新規作成を求められます。
ここで[Apple IDを新規作成]を選択すれば、Apple IDを作成できます。しかし、支払い手段や住所などの登録が必要となるので、手間が多少かかってしまいます。
4. iPhoneの設定アプリ内でApple IDを新規作成する
iPhoneの設定アプリ内からでもApple IDを作ることができます。iPhoneのアクティベーション時に新規作成していないのであれば、これが最も手軽にApple IDを作成できる方法です。
以下、この方法によるApple IDの新規作成方法を解説します。
【解説】iPhoneの設定アプリ内でApple IDを新規作成する
1「設定」アプリを開く
ホーム画面で「設定」アプリをタップします。
2[iCloud]をタップする
「設定」画面で[iCloud]をタップします。
3[Apple IDを新規作成]をタップする
「iCloud」画面下部にある[Apple IDを新規作成]をタップします。
4生年月日を入力する
生年月日を入力し[次へ]をタップします。
5名前を入力する
姓名を入力し[次へ]をタップします。
6使用するメールアドレスを選ぶ
使用するメールアドレスを選びます。既存のメールアドレスを使うのであれば[現在のメールアドレスを使用]を、そうでなければ[無料のiCloudメールアドレスを入手]をタップします。ここでは後者を選択し、Apple IDの作成と同時にiCloudのメールアドレスを取得することとします。
「@icloud.com」のメールアドレスを取得でき、Apple IDとして設定される
「@icloud.com」より前の部分を入力して、右上の[次へ]をタップすると、確認アラートが表示されるので[続ける]をタップしてください。
7パスワードを設定する
パスワードは8文字以上で、数字と英文字の大文字と小文字が含まれている必要がある
続けて、Apple ID用のパスワードを設定します。「パスワード」と「確認」の2か所に同じパスワードを入力し、右上の[次へ]をタップします。
8セキュリティ質問を設定する
パスワードを設定したら、次はセキュリティの質問を設定します。まず[質問を選択]をタップします。
次に、提示されたリストから質問を選びます。
[答えを入力]をタップして、質問の答えを入力します。[次へ]をタップして、同様に質問2と質問3の質問・答えを登録します。
9利用規約に同意する
利用規約が表示されるので内容を確認し、右下の「同意する」をタップ。アラートが表示されたら、再び[同意する]をタップします。
その後、しばらく「確認中」画面が表示されつづけます。
10Safariのデータをアップロードする
iPhoneに保存されているSafariのデータをiCloudにアップロードするかを尋ねらたら、差し障りがなければ[統合]をタップします。これにより、ほかの端末のSafariとデータを同期できます。
11「iPhoneを探す」が有効化される
「iPhoneを探す」機能が自動で有効になります。あとは[OK]をタップして、設定は完了。このときiCloudにはサインインした状態になっています。
なくした時に頼れる「iPhoneを探す」の使い方まとめ──アプリ/PCからの操作、紛失モード、オフ設定の場合にできることなど
注意点
今回解説した方法でApple IDを作成した場合、iTunes StoreやApp Storeの利用には一手間が必要となります。音楽や映画、電子書籍、アプリなどをダウンロードするには、原則として支払い手段の登録が必要となるほか、請求先住所や電話番号なども登録しなければならないからです。