今週から先日買い取りした古い無線機のメンテナンスを行います
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今週から先日買い取りした古い無線機のメンテナンスを行います。
さすがに古い機種なのでもともと正常に動作するとは思っていませんし、査定価格もその旨告げて了承してもらいました。
手始めにBelcomの430MHz SSB トランシーバーLiner Four Thirtyを取り出してきました。
Belcomの430MHz SSB トランシーバーLiner Four Thirtyは1975年に日本電業株式会社が発売した世界で最初の430MHz帯のSSBトランシーバーです。
日本電業株式会社は輸出用のCB無線機等を製造販売していた会社です。
Liner Four Thirtyの主な仕様は
周波数は430MHz帯が430.00MHz~430.48MHz
432MHz帯が432.00MHz~432.48MHz
の間を20KHzステップのチャンネルスィッチとVXOで連続カバーしております。
電波型式はA3J(USB,LSB),A1(CW)
終段にモトローラの2N5946使用して送信出力は10W
衛星(オスカー)通信が可能です
第一IFは50MHz帯、第2IFは7.8MHzのダブルスーパーヘテロダイン
外部VFOも使用可能
寸法は67(高さ)X215(巾)X245(奥行)mmで今となってはかなり大型です。
電源を接続しスィッチオンも灯が入りません。
ヒューズを確かめるとヒューズホルダーが壊れており交換して無事SW ON
今度はパイロットランプが点灯しノイズが聞こえます。
固定のTS-790で送信すると受信はできます。
キャリアー周波数がずれておりますので、トリマーを調整。
横から調整棒を入れるので少しやりにくいです。
これで受信はとりあえずOKとなりました。
送信をしてみるもパワーメーターはまったく振れずTS-790でも受信できません。
送受のリレーの動作音は聞こえます。
ケースから取り出してマイクゲインのVRに指を触れるとハム音が聞こえます。
ファンクションジェネレーターから信号を入れてみるとOKです。
こうなるとあとはマイクが怪しいので、ピンコネクションを調べもせずに4Pのマイクを片っ端から繋いでみました。
トリオとプリモのマイクはダメで3番目のアイコムの4Pマイクがあっているようで、変調も掛かるようになりました。
あとはマイクの修理ですが、時間がなくここまでとなりました。
たいした故障らしきところは現時点では確認できておりませんがまた時間がとれたらスペアナ、オシロスコープで調整と測定をします。
「貧乏ハム」は「アマチュア無線局」の34年問題にどう対処すればよいか? - 本と無線機の買い取り 川花書房(JA2FJG)
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