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【芸能・社会】

元KAT−TUN田口淳之介 4・5ソロでメジャーデビュー

2017年2月14日 紙面から

 昨年、人気アイドルグループKAT−TUNを脱退後、インディーズで活動中の田口淳之介(31)が、ソロでメジャーデビューすることが決まった。ユニバーサルミュージックと契約、4月5日にシングル「Connect」を発売する。直前の3月25日には、BS12で再出発を追ったドキュメンタリーが放送される。ファンが待ちに待った田口の新しい冒険が始まる。

 衝撃が走ったのは、一昨年11月24日。日本テレビ系の番組で、KAT−TUNからの脱退とジャニーズ事務所からの退社が発表された。10周年を前に、まさかの決断。が、田口にとっては、慣れ親しんだ「グループの中の自分」を最後まで全力で走りきった末の男としてのケジメだった。

 翌年3月で事務所を辞めた後、空っぽになって何も考えられなかったが、「自分で音楽を作りたい」。その思いだけは強く、不安よりも期待の方がふくらんでいった。5月には、長年の友人でシンガー・ソングライターのNAOと曲作りをスタート。胸の奥にしまっていた言葉が、詞になって次々浮かんできた。

 個人事務所を立ち上げて、7月にはレコーディングを開始。久々にマイクの前に立ち、熱い気持ちがよみがえってきた。やっぱり「自分はステージに立つ人間でありたい」。

 9月にはオフィシャルサイトを開設。11月2日にインディーズでソロシングル「HERO」をリリース。オリコン週間インディーズシングルランキングで1位を獲得、変わらぬ人気を証明した。同月28日に大阪、同30日には東京でファンクラブ限定ライブを決行。ともに2回公演が満員、計3500人が駆けつけた。

 180センチの長身が躍動するキレのいいダンス、シャープな歌声、最先端のクラブシーンにマッチした楽曲など、個性が際だったパフォーマンスの評判はすぐに広まった。関係者を通じてコンタクトしたユニバーサルのスタッフが、田口の音楽に対する熱意とエンターテイナーとしての精神に感銘、即契約に至った。

 思ってもみなかった展開に、「確かな手応えと共に今後のビジョンを思い描いている中、素晴らしい巡り会いでガッチリと協力して頂けることになりました」と田口。「つながる」をコンセプトに、自身がプロデュース、作詞した「Connect」で、次の世界を切り開く。BS12のドキュメント番組「田口淳之介−TO THE NEXT LEVEL−」(午後5時)では、自ら現在の心境を語る。

<田口淳之介(たぐち・じゅんのすけ)> 1985(昭和60)年11月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1999年からジャニーズ事務所に所属。01年、堂本光一の専属バックダンサーKAT−TUNのメンバーに選ばれ、06年にCDデビュー。ドラマ「リーガルハイ」や映画、舞台に出演。モデル活動も。

 

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