登録 : 2017.02.12 22:45
修正 : 2017.02.13 16:44
販売量は3年ぶりに800万台割り込む
フォルクスワーゲンはトヨタ抜き再び首位に
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2016年自動車販売順位//ハンギョレ新聞社
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昨年の世界自動車販売順位で、現代・起亜自動車は前年と同じ5位を維持したが、トップメーカーとの格差はさらに拡がった。フォルクスワーゲンは「ディーゼル・ゲート」の余波にもかかわらずトヨタを抜いて再び世界首位に上がった。
12日、各メーカーの昨年販売実績によれば、現代・起亜自動車は世界市場で788万台を販売し5位を守った。前年より1.3%減った実績だ。先頭圏の企業が揃って販売量を増やしたこととは対照的だ。
フォルクスワーゲンは1031万台の販売でトヨタを抜いて1位に上がった。前年対比3.8%の増加だ。「ディーゼル・ゲート」事態の震源地である米国と主要車種の販売が停止した韓国では車両販売が急減したものの、世界最大の市場である中国で好調だったおかげだ。フォルクスワーゲンは昨年中国で前年比12.2%増の398万台を販売した。
トヨタは1018万台の販売で2位に落ちた。前年対比0.2%の微々たる増加を維持した。世界自動車市場で2012年から4年間先頭を走ったトヨタは、主力市場の米国で販売が減り、フォルクスワーゲンに逆転を許した。ゼネラルモータース(GM)は1.3%増加した997万台を売り3位を維持した。GMも販売全体の3分の1以上を占める中国で販売を7%以上増やした。ルノー日産が996万台でGMに肉迫した。ルノー日産は、日産が昨年5月の燃費操作波紋で危機に陥った三菱の持分34%を買収し、5位の現代・起亜自動車との格差を大きく拡げた。
現代・起亜自動車の販売不振は、内需の沈滞と輸出不振、ストライキにともなう操業支障が影響を及ぼした。現代・起亜自動車の販売が800万台を割り込んだのは3年ぶりだ。最近の経営実績を見れば、現代・起亜自動車が危機状況に直面したと言っても過言ではない。販売量はさらに減少を続けており、市場占有率も墜落している。営業利益が減り収益性はさらに悪くなった。現代・起亜自動車は今年、新車発売を前面に出して攻撃的経営で危機を突破する計画を立てた。今年の販売目標は歴代最大の825万台だ。
ホン・テソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2017-02-12 20:06
http://www.hani.co.kr/arti/economy/car/782274.html 訳J.S(1044字)