今や子供たちのなりたい憧れの職業の1つとなったYouTuber。YouTubeで稼ぐというスタイルを確立し、子供たちに夢を与える存在にまでなったのが皆さんご存知のHIKAKIN。彼が4年前に出版した本『僕の仕事はYouTube』はファンから支持される一方で「ありきたり過ぎる! 全然テクニックが書かれていない! ただの金儲けじゃないか!」のような批判を受けている。
ネット上の批判的なレビューを見て逆に気になって読んでみたのですが、確かに革新的なことや彼がなぜこれほどまでに有名になってお金を稼げるようになったのかについては書かれていません。
ただ、この本に書かれていることは全てのYouTuberはもちろんのことブロガーなどの個人でお金を稼げるようになりたい人にとって必須の心構えが書かれています。
そこで今日はヒカキン著「僕の仕事はYouTube」について語っていきます。
目次
ヒカキン(HIKAKIN)とは
日本の男性ヒューマンヒートボクサー、YouTuber。
2016年12月時点で所有するYouTube全4チャンネルの合計登録者約830万人・合計再生回数は40億回に達している。
「僕の仕事はYouTube」とは
内容紹介
日本一のYouTuber、HIKAKIN待望の初書籍!
『HikakinTV』『HIKAKIN』『HikakinBlog』の3つのチャンネルで
総登録者数130万人超! 総再生回数3億3千万回超!
日本でいちばん“YouTube視聴者"を持っている著者が、
初めて明かした成功秘話&視聴者獲得のための必勝法則が一冊に。
HIKAKINファン&YouTuber志望者は必読のお宝ブックです。
本の章立て
第1章 YouTubeとの出会い
まずは自分の「好きなもの」にとことん打ち込んでみる
第2章 日本一のYouTuberになるまで
「挫折」が、自分をひとまわり大きくしてくれた
第3章 初期投資「0円」はウソじゃない
キミもYouTuberになれる!
第4章 経験から得たアクセスUPの秘訣公開
HIKAKIN流YouTube必勝法
第5章 1つの成功の陰に、100の落とし穴が待っている
YouTubeで破滅しないために
第6章 HIKAKIN誕生秘話
自分を売り出す、自分を表現する方法
第7章 未来に向けてHIKAKIN進化中!
「身近」で「楽しい」「ほっとする」ものを人はみたい
本を読んだ感想と対象読者
4章に少しだけアクセスUPについて触れていますが、この本の大抵は彼が有名YouTuber
になるまでの道のりと苦悩、YouTuberとしての心構えが書かれています。
アクセスUPについて例を上げるとこんな感じです。
動画冒頭で内容をスバリ説明する
YOU TUBEアナリティクスを使い倒せ
最新、先取りのイベントを盛り込む
特にこれと言った目新しいことは言っていませんね(笑)この辺が恐らく批判されている部分なのでしょう。
ちなみに本の冒頭にこの本に書かれている言葉の中で印象的なものがピックアップされています。この辺はさすがYouTuberが作った本だけあって視覚に訴えてきます。
文字も大きいですし、文字数も少ないです。また所々写真が使われいるので、普段本を読む習慣がない人や子供向けに書かれている本です。
この本で参考になったポイント
ここからは私が気になったポイントについていくつかご紹介します。
決まった曜日、時間に投稿
ヒカキン氏は毎日19時に動画を投稿するようにしているそうです。
不定期にチャンネルが更新されると、見る人には不便です。
これはYouTubeだけに限らずブログなどの他メディアでも同様のことが言えるでしょう。期待して見に行ったら情報が更新されていない。逆にいつの間にか大量に更新されていてどれから見て良いのかわからなくなる。そうやってユーザーに不便な思いをさせたくないので、必ず同じ時間に投稿するそうです。
世界を目指すなら、やっぱり英語!
日本語オンリーの動画よりも、世界中が市場といえる英語の動画のほうが、アクセス数はケタ違いに多いです。
まぁ、これは当然と言えば当然のことです。日本話者がざっと1.2億人に対して英語話者は17.5億人いると言われています。そのことを考えると今後でかい市場を狙う上では英語を使ったコンテンツの作成は日本人YouTuberやブロガーにとっても欠かせないことでしょう。
人気YouTuberになれたわけ
ブレないことが、長く人気を持続させる
僕の財産、取り柄は「ブレない姿勢」 だと思うんです。
これまたYouTuber限らずブロガーなどの個人メディアで儲けたい人全てに言えるのではないでしょうか。就職したり、アルバイトをすれば直ぐにお金を手に入れることは可能です。対照的に個人メディアを収益化するというのは中々すぐには結果はでないでしょう。そこでどうれば良いのかというととにかく続けてみるということです。結果が出ない時期も。結局根性論かよとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、それが多くの個人メディアを収益化させた人が考える人気媒体を作りあげる秘訣なのでしょう。
まとめ
この本はブロガーの方々が無料でネットで公開しているようなことを本という形で出したが故に批判を浴びている側面はあるでしょう。
実際この本に書かれていることはどれもよく知られていることばかりでした。しかし、それはそれらの基本が成功するための王道中の王道だからなのでしょう。
最近思うのは最短距離で進むというのは中々難しく、結局は実践の中で気づいていくしかないと思います。
イチローの思わずグッとくる名言『遠回りする事が一番近道』
その中でいかに自問自答しながら気づきを得られるかが大事だと。
なので、この本に書かれている個人メデイアを収益化するにあたっての基礎中の基礎を実践していく中で色々と試行錯誤していくしかないってのが私がこの本を読んだ感想です。
早い話がとにかくやってみようってことですね(笑)
それでは、さようなら!