対局中にソフトを不正使用した疑いで、日本将棋連盟から出場停止処分を受け、後に不正の証拠はないとされた三浦弘行九段(43)が13日、東京・将棋会館で、羽生善治3冠(46)との第30期竜王戦1組ランキング戦の対局を行ったが、131手で羽生3冠に敗れた。
三浦九段にとっては昨年10月3日のA級順位戦・渡辺明竜王(32)戦以来、約4カ月ぶりの復帰戦となったが、勝利で飾ることはできなかった。
三浦九段は終局後「難しい将棋でした」と、疲労感をにじませた。復帰戦での大熱戦に自信を取り戻したかとの問いには「(負けたのに)プロがそういうことを言ってはいけないと思います」と厳しい表情。手応えについて問われると、「まだちょっと…。これだけ(将棋を)指さなかったことはないんで」と話すにとどめた。勝った羽生3冠は、三浦九段のブランクについて「まったく感じなかった。新しい将棋で、こちらが苦しい局面が多かった」と話した。
注目の一局に、将棋会館には20社、50人を超える報道陣が集まった。三浦九段は午前9時半ごろ、紺色のスーツに身を包んで将棋会館に姿を見せた。対局前には、羽生3冠と双方の希望で、2人で日本将棋連盟の職員による金属探知機でのボディーチェックを非公開で受けた。
重苦しい雰囲気の中で午前10時に開始された対局では、振り駒の結果、後手番に。相居飛車の激戦となり、一時は優勢と見られていたが、最後は羽生3冠の粘り強い指し回しに屈した。
三浦九段はこれまで、羽生3冠に対して8勝31敗と相性は良くなかったが、96年の第67期棋聖戦5番勝負では、当時将棋界で初めて7大タイトルを独占していた羽生3冠を3勝2敗で破り、7冠の一角を崩すなど、大一番で勝利を挙げてきた。棋士人生の新たなスタートとなった今局でも、対局開始から12時間を超える大熱戦を見せたが、一歩及ばなかった。
三浦九段は昨年10月、対局中に将棋ソフトを不正に使用した疑いがあるなどとして、日本将棋連盟から同12月31日までの出場停止処分を受け、挑戦が決まっていた第29期竜王戦7番勝負にも出場できなかった。
だが、12月26日に行われた第三者委員会による調査報告では、「不正に及んだと認めるに足る証拠はないと判断した」とされ、出場停止処分は解除された。日本将棋連盟は不手際を認めて三浦九段に謝罪し、当時の谷川浩司会長(54)が1月に引責辞任した。
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