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「すごく楽で…」座れる通勤列車が続々と

日本テレビ系(NNN) 2/13(月) 19:57配信

 西武鉄道は13日、来月から運行を予定している全席指定・座れる通勤列車を公開した。鉄道会社はここ最近、追加料金を払えば確実に座れる通勤列車を続々投入している。鉄道会社の思惑はどこにあるのだろうか。

■西武鉄道は13日、全席指定の座れる通勤列車「S-TRAIN(エス・トレイン)」を公開した。平日の運転区間は「所沢駅~豊洲駅」間で指定料金は510円。

■新型車両の座席はゆったりとした作りで、さらにおむつの交換シートもある広々としたトイレも設置されている。さらにWi-Fiや各シートにが電源コンセントが設けられている。

■西武鉄道・後藤代表取締役会長「座りながら通勤できる、着座式の指定電車ということは、まさに時代の要請に沿ったもので、これに徹底的にこだわりました」

■こうした有料で座れる通勤列車は他にもある。

■東武東上線では去年の3月から、通勤列車として「TJ(ティージェー)ライナー」を導入した。平日の通勤時間帯に「森林公園駅~池袋駅」までの区間を運行。410円を支払えば、座って通勤できる。

■朝9時前の電車を取材してみると、音楽を聴いたり、スマートフォンでゲームするなど乗客全員が座って乗車していた。

■また京急電鉄でも、2015年12月から「モーニング・ウィング号」を導入。「三浦海岸駅~品川駅」まで行く列車と「泉岳寺駅」まで行く列車の2種類で、300円の整理券を購入すれば、座って通勤することができる。

■現在、利用率は約9割だという。実際、利用している人は―

「混んだ電車の中で、ずっと立って会社に行くよりも座って会社に行く方がすごく楽で、会社に着いた時の気分が違うので毎日利用しています」「勤務先がちょっと遠いので、なるべく楽に行きたいなと思って。1回乗るとちょっとくせになるというか」

■一方で、こんな声も―

「(料金に関して)ちょっと高いなっていう気はします」「最寄り駅が使えればの話ですけど、(最寄り駅では)利用できません」

■こうした列車が続々と導入される背景には何があるのだろうか。専門家は―

■「着席してゆったり通勤、通学したいというニーズは莫大にあります」「それに対して、鉄道会社が応えて売り上げの増にもなりますし、沿線の価値向上、評価の向上にもなるわけです」(ライトレール 阿部等さん)

■次々と導入される「座って通勤できる列車」。まだ本数は少ないものの、京王電鉄は2018年に座席指定制列車の運行を始める予定だ。

■またJR東日本も2020年をメドに中央線快速にグリーン車の導入を計画しているという。

詳しくは動画で。

最終更新:2/14(火) 2:43

日テレNEWS24

 

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