1980年代の一般的な断熱仕様の住まいでは、家全体からは多くの熱が失われています。なかでも窓から失われる熱量は家全体の1/3以上にも達します。積水ハウスの断熱リフォームを行うと、窓から失われる熱量は約37%、家全体で熱量を約57%も抑えることができます。
外壁、内壁を変更することなく、既存のアルミサッシ枠を残したまま、遮熱や断熱効果のある高性能複層ガラス、または防犯合わせガラスにアルミ障子ごと交換するシステム。
コストを抑えて建物の「断熱性能」や「防犯性能」のグレードアップを図ります。
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「開口交換システム」で窓ガラスを遮熱断熱複層ガラスに変えると、夏涼しく、冬暖かい一年中快適な室内環境が実現。夏冬ともに冷暖房に頼る時間が短くなり、その結果、CO2排出量を大幅に削減できます。リフォーム前と開口部の断熱リフォーム後とで比較すると、年間で1世帯につきCO2排出量を9%削減できます。ちなみに、このCO2の削減量をCO2の吸収に必要な杉の木の本数に換算すると、29本分に相当します。(図1)
また、光熱費も年間で約17,000円削減することができるので経済的です。(断熱リフォームと同時に暖房器具の見直しも行った際の試算。)(図2)既存住宅は、1980年代の旧省エネルギーⅣ地域仕様。東京に建つ134.5㎡、4人家族を想定し、
冷暖房負荷は熱負荷計算プログラムSMASHにより算出。
電気料金は東京電力、ガス料金は東京ガスのホームページ掲載料金(2015年1月)を採用。 -
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【実験結果】
- (1)窓面温度が高くなり、幅射熱により体感温度が
上がる。同じ室内でも快適感が高くなる。 - (2)コールドドラフトによる底冷えが改善。
遮熱断熱ガラスの方が
窓ガラスに、夏は「遮熱」、冬は「断熱」の効果をもつ高性能な遮熱断熱複層ガラスを採用。
例えば冬場、窓辺に立った時や朝方に感じる冷え込みが少なくなったり、また部屋全体の温度が平均化されるので、足元の冷え込みも軽減されます。- 【実験結果】
遮熱断熱ガラスの方が - (1)窓面温度が高くなり、幅射熱により体感温度が上がる。同じ室内でも快適感が高くなる。
- (2)コールドドラフトによる底冷えが改善。
- (1)窓面温度が高くなり、幅射熱により体感温度が
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結露が窓ガラスに発生。 -
アルミサッシ部のみに
結露が発生。
寒い冬などに暖房を使用すると、結露の発生により、窓ガラスが水滴でいっぱいになり、カーテンまで湿気を含んでしまうことも。遮熱断熱複層ガラスに変えると、結露を抑えることができます。
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結露が窓ガラスに発生。
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アルミサッシ部のみに結露が発生。
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「開口交換システム」の工費は、一般ガラス店と比較しても、低コストを実現。工事にかかる時間も、最大でわずか1日と、手軽にリフォームすることができます。
※ガラス種類:遮熱断熱複層ガラスとした場合の現場調査・運搬費、諸経費を試算。
(税抜・2015年1月調査) -
一戸建て住宅の侵入手口として最も多いのが「ガラス破り」。
そこで「窓」の防犯性能を高めることも大切です。開口部のリフォームでは、ガラス破りによる侵入を困難にした防犯性能の高い「防犯合わせガラス」もご用意しています。
北海道や東北地方などの寒さの厳しい地域では、既存のサッシに内窓を取り付けて二重サッシとすることで、断熱性が高まり、快適に。
また、サッシとガラス部分とも結露や凍結が起こりにくくなります。
樹脂製内窓の設置により、開口部の断熱性能が向上するとともに、サッシとガラス部分とも結露や凍結が起こりにくくなります。