従来、実店舗に対してVISAやJCBといったクレジットカード決済と、SuicaやWAONなどの電子マネー決済を導入するためには、複数台の決済端末を導入する必要性があったため、結構な負担になったものなんですよね。
そのため、店舗によってはSuicaだけを導入してみたり、ダイナースクラブ決済を捨ててみたりと統一性がなかった…という問題があったんですが、今後はこれから紹介する決済端末によって、それらの問題すべてが一気に解決してしまうかもしれません。
- 従来:A店ではSuicaが使えるけどB店ではWAONしか使えない状況が多かった
- 今後:すべての店舗ですべてのカード&電子マネーが使えるかも?
それが楽天カードが2017年3月6日に発売予定の「Rakuten Card & NFC Reader Elan(ラクテン・カード・アンド・エヌエフシー・リーダー・エラン)」です(引用はこちらから)。
楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)は、楽天の決済サービス「楽天ペイ(実店舗決済)」において、主要電子マネー14ブランドと「Android Pay™」(注1)に対応したサービスを2017年夏から開始する予定です。
同様の国内決済サービスで主要電子マネー14ブランドを扱うのは、「楽天ペイ(実店舗決済)」が国内初となります。
VISA PayWaveなどのNFC決済にも対応:
今回リリースされる「Rakuten Card & NFC Reader Elan」を利用すれば、VISAカード、MasterCard、JCBカードといったクレジットカード決済はもちろん、Suica、楽天Edy、nanaco、WAONといった国内主要電子マネー決済、そしてQUICPayやiDといったポストペイタイプの電子マネーやVISA PayWaveなどのNFC決済にも対応可能。
わかりやすく箇条書きにすると、この1台でこんなにもたくさんの決済に対応できることになります(一部サービスは2017年夏や2018年に開始予定)。
- VISAカード
- MasterCard
- JCBカード
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- ディスカバーカード
- 楽天Edy
- Suica
- PASMO
- Kitaca
- TOICA
- manaca
- ICOCA
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
- nanaco
- WAON
- QUICPay+
- iD
- Visa payWave
- Mastercardコンタクトレス
- J/Speedy
楽天Pay払いやApple PayもOK:
更にこれに加えて楽天Pay利用者は楽天Pay払い(スマホのQRコードを使って支払い方法)が利用可能になりますし、Apple PayやAndroid Payにも対応可能…と、もはや日本で普及している99%の支払い手段はこれ1台で対応できることに。
もちろんクレジットカードのICチップ決済にも対応しているので、近々、徹底が始まるであろう実店舗のPOS端末(レジシステムのこと)の改修にも対応できてしまうので、Rakuten Card & NFC Reader Elanさえあれば決済に関する問題がすべてが解決してしまうことでしょう。
端末代は実質ゼロ円:
ここまで解説させていただいたように、楽天Payの決済端末さえあれば小型~中型の店舗でのクレジットカード決済&電子マネー決済の悩みが解決するわけですが、実は楽天Payではカードリーダー代を実質0円で入手できるキャンペーンを実施しているので、端末導入費すらも0円に出来るメリットがあります。
まぁ残念ながら今回紹介したRakuten Card & NFC Reader Elanは2017年3月6日発売ですが、現在、販売中のカードリーダーを購入し、夏以降に後付で電子マネー専用リーダーを購入することも可能なので、まだ店舗にクレジットカード決済を導入していない…という方は、是非、この機会に導入を検討してもらえればなと思います。
すでに旧端末を所有している加盟店および電子マネーのみの導入を希望する加盟店を対象に、2017年夏頃にNFCを搭載した電子マネー専用リーダー端末「Rakuten NFC Reader Piu(4,980円 税込)」を販売いたします。
以上、これ1台導入すれば、店舗にほぼすべてのカード&電子マネー決済が導入できる「Rakuten Card & NFC Reader Elan」が凄い…という話題でした。
参考リンク:
クレジットカード決済(mPOS決済)についてもっと詳しく知りたいという方は、下記記事も参考に。従来の決済機購入とは異なり、これらの決済端末なら実質0円で入手が可能ですよ。