「はだしのゲン」小ネタ集 その八(2003年改訂版)
〜年忘れ!完全保存版!!【はだしのゲン「ギギギ」データベース】〜
edited by ShitB
「ギギギ」……
それはなにかと「はだしのゲン」といえば引きあいに出される事がありますね。今回はこの
「ギギギ」のついて考察してみました。
そもそも「ギギギ」という表現(単語)の語源は「はだしのゲン」1巻の、予科練にて大河原教判長に、しごきにしごかれぬく、花田照吉が気を失った時に生まれました。
それが「ギギ…」です。
この段階では「ギギギ」という表現には至っていないものの、同じく花田少年が予科練からの脱走に失敗し、大河原にこてんぱんに叩きのめされた花田が
「グギギッ」と漏らします。
推測ではありますが、この「グギギッ」という表現が、後に「ギギギ」と「グググ」という二つの単語を生み出すきっかけになる重要なポイントとなります。そして本来の「ギギギ」の初出は原爆直下の燃え盛るヒロシマの中、進次の最期の断末魔として2巻で登場することになります。
その後、劇中で「ギギギ」はある痛みの指数的表現として使われるようになります。
その活用としまして、我々が分析したところ、一番痛い状態を表す強い表現が「ギギギ」となり、そのあとに「グググ」最後に「ううう」があります。また派生語として「ギッ」が生まれます。これは痛みや驚きなど使い方は多様のようです。
では実際の「ギギギ」のすべて御覧ください(多分、抜けはないと思いますが、この他にもありましたら、御連絡してください)ちなみに、すべて汐文社版の巻数表記になっています。
★追記★(2003年4/3)
……と 今までこれを定説としていたのですが……今回 間違いであることが発覚しました。
な、なんと 進次の「ギギギ」が初出ではなく、しかも花田の「ギギ…」以前、沖縄戦を
逃げ惑い、服毒自殺を図る女子生徒の中の一人が「ギギギ…」という表現を使っていました!
そうなると「ギギギ」はいったいどこで生まれたのか…?続報をお待ちください!