1.ダイエット運動は時間帯で効果が変わる!運動に合う時間帯とは
ダイエット運動に合う時間帯は、朝・昼・夜それぞれにあります。「それならいつ運動してもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、わずかなタイミングの違いで、効果に差が出ることもあります。少し時間帯が違うだけで、効果に差が出るのは悔しいですよね。ここでは運動を取り入れるのに、よりよい時間帯を朝・昼・夜それぞれにご紹介します。
▼朝は朝食と昼食の間がおすすめ
午前中に運動を行うなら、朝食と昼食の間の、ちょうどお腹が空く頃がおすすめです。運動効果が高まるだけでなく、食欲もごまかすことができます。
朝は一日の中でも、運動を取り入れるのにおすすめの時間帯です。しかし、起きてすぐに激しい運動を行うと、逆に体に負担をかけてしまいます。朝食と昼食の間なら、ある程度体が動き始めているだけでなく、運動によって軽い空腹をごまかすこともできるので、運動を取り入れるにはおすすめの時間帯といえます。
・朝運動すると良い理由は神経のメカニズムにあり!
私たちの体には交感神経系と副交感神経系という、2つの自律神経系があります。交感神経系は主に日中など体を動かしている時間に、副交感神経系は寝ている間などリラックスしている時間に、それぞれ活発に働いています。
ここで着目したいのが、交感神経系の働きです。実は交感神経系の働きは、運動を行うことで活発になります。朝は交感神経系・副交感神経系の働きが入れ替わる時間帯なので、午前中に運動を行うことで、交感神経がスムーズに働くようになり、一日を通して交感神経の働きが高まった状態を作り出すことができるのです。
交感神経の働きが高まれば、体温や血圧などの調節がうまくいき、体の働きがよくなります。さらには、ダイエットに重要とされている基礎代謝の上昇にもつながる可能性もあるのです。
・朝運動を取り入れる際の注意点
朝起きてすぐは、自律神経の働きがゆっくりと変わる時間帯です。激しい運動を取り入れると体がびっくりしてしまうので、しっかり準備運動を行うようにしましょう。
▼昼はお昼休みがおすすめ
お昼休みは昼食を食べて、少し眠たくなる時間帯です。この時間に運動することで、眠気を覚ましながら効果的に運動を取り入れることができます。
交感神経の働きが活発化する昼は、ダイエット運動を取り入れるには適した時間です。そのため時間が短くても、継続して毎日運動を取り入れることで、より結果につながりやすくなります。
・働いている人も運動しやすい
働いている人にとって、昼はなかなか運動しづらい時間帯です。しかしお昼休みなら、事務職の人でも比較的外へ出やすいのではないでしょうか。例えば近くのコンビニまで歩いて昼食を買いに行ったり、公園まで歩いたりという軽い運動を取り入れ、眠気を覚ましつつ体に刺激を与えるのがおすすめです。
・昼運動を取り入れる際の注意点
食べてすぐに激しい運動をすると、お腹が痛くなったり、体に負担になったりする可能性があります。昼食後はストレッチや軽いウォーキングなど、負担のかかりづらい運動を取り入れるのがよいでしょう。
▼夜はシャワーの後がおすすめ
体を休める夜は、交感神経から副交感神経へと切り替わる時間帯でもあるため、激しい運動には不向きな時間帯です。しかし、シャワーを浴びることで交感神経を刺激し、より効果的に運動できるようになります。
・ストレッチを取り入れて疲れを溜めない体をつくる
夜に運動を取り入れるなら、ストレッチがおすすめです。体を動かすことができるだけでなく、筋肉をほぐして体をリラックスさせることができます。激しい運動を取り入れる場合も、最後にストレッチをしっかり行うことをおすすめします。
2.逆に、ダイエット運動が合わない時間帯とは
ダイエット運動に合わない時間帯としては、以下が挙げられます。取り入れる際にはこの時間帯を避けるのがおすすめです。
▼起床直後
起きてすぐは交感神経の働きも弱いため、ダイエット運動にはそぐわない時間といえます。また、無理に激しい運動を取り入れると、体に負担をかけることにもなります。
起床直後は軽いストレッチなどで体を目覚めさせてあげるのがおすすめです。
▼激しい空腹時
激しい空腹を感じているときは、血糖値が低下しているため、めまいなどを起こす恐れがあります。また不整脈に繋がるとも言われているので、体を動かすのに適した時間帯とはいえません。
どうしても運動したいなら、ストレッチなどに留めるか、アメなどでエネルギーを補給するようにしましょう。
▼満腹時
お腹いっぱいになっている状態は、臓器が大量の血液を必要としているときです。ただでさえ血の巡りが激しい時に運動をしてしまうと、心臓などに負担をかけることにつながります。満腹時は運動をしないか、ストレッチ程度に抑えるようにしましょう。
▼睡眠前
寝る前に激しい運動をすると、交感神経が興奮し、寝付きが悪くなってしまいます。寝る前はストレッチなど軽い運動にとどめておくのがよいでしょう。
3.時間帯に合わせて運動しやすい習い事は「ヨガ」「ピラティス」
ダイエット運動に合った時間帯に取り入れるなら、ヨガやピラティスなどがおすすめです。その理由は大きく2つあります。
▼1.どこでもできる
ヨガやピラティスは、その方法さえ学べばどこでも行うことができます。例えば雨で外へ出られないときも、ヨガやピラティスなら室内で行うことができます。簡単なものであれば、外出先やオフィスでも行うことができるので、忙しい時にも、気分転換を兼ねて取り入れることができます。
▼2.運動量が調整しやすい
軽い運動と思われがちなヨガやピラティスですが、パワーヨガやパワーピラティスなど、運動量の多いものもあります。一方、オフィスで座りながら取り入れられるような動きもあるなど、運動できる時間に合わせて運動量を調整しやすいという特徴も。内勤が多い人や、あまり時間が取れない人にも、合間の時間を使って取り入れやすい運動と言えるのではないでしょうか。
時間帯を選んで運動することは、より効果的にダイエットを行うためにも、また自分の体に負担をかけないためにも必要なことです。これからダイエット運動を行おうと思っているなら、今回ご紹介した内容を意識してみてください。短時間でも効率的に運動ができるはずです。
またヨガやピラティスは、忙しい人でも運動を取り入れやすい方法のひとつです。これから運動を始める人はもちろん、すでに始めているけれども効果が見えないという人も、ヨガやピラティスを習ってみてはいかがでしょうか。
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