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【プロ野球】

西武・牧田、最遅84キロ魔球を披露

2017年2月13日 紙面から

 WBCに出場する西武の牧田和久投手(32)が12日、シート打撃に登板して“魔球”を披露した。WBC公認球を使用して投じたカーブが最遅で84キロを計測。下手投げから独特の軌道を描く緩球は、外国人打者に有効となるはずだ。

 「今まで通りの感覚で投げただけ。意識して遅くしたわけではない」。冷静に振り返るが、シーズン中だと90〜100キロ台。この日は全30球のうちスローカーブを8球投げ、5球が80キロ台を記録した。

 この日の直球の最速は124キロだから、最大で40キロの緩急差が生まれた。土肥投手コーチは「曲がりが早くて大きい。これを生かせたら強みになる」と目を見張る。WBC公認球による思わぬ副産物が、投球の幅を広げることになりそうだ。

 打者12人に対して5安打を許す内容には「打たれた球と抑えた球がはっきりしていた。カーブも実戦で使えるのか、まだ分からない」と気を引き締めた。今後は18日の紅白戦に登板し、投球の精度を高めていく。高速クイックなど、あらゆる工夫を凝らして打者を幻惑するサブマリンに新たな武器が加わった。 (松田達也)

 

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