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【プロ野球】

右足首痛で焦る日本ハム・大谷に栗山監督から“待った”かかる

2017年2月13日 紙面から

キャッチボールする日本ハム・大谷=沖縄・名護市営球場で(竹村和佳子撮影)

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 日本ハムが12日、1次キャンプを行っていた米アリゾナ州ピオリアから、チャーター機で那覇空港に到着。バスで名護に移動後、自主練習を行った。

 ピオリアでは右足首痛で完全別メニューだった大谷翔平投手(22)も、離脱以来初めて全体アップに加わり、キャッチボール、ポール間ランニングと約1時間、チームメートと談笑しながら汗を流した。「全体練習に入って行ければ、それだけ早く実戦に入れると思うので、(仲間と一緒に)できた方がいい」と、早期復帰への青写真を語ったが、そこに『栗山ストップ』がかかった。

 栗山英樹監督(55)は「今月はバットを振らなくてもいい。1カ月あれば(開幕に)間に合うと思う」と、はやる大谷の手綱を引いた。ピオリアでは室内練習場でトス打撃や至近距離からの緩い球を打ってはいたが、屋外での本格的なフリー打撃はまだ。それどころか今キャンプ中の合流を否定した。

 といっても指揮官は「打者・大谷」の開幕をあきらめたわけではない。昨年は3月25日だった開幕が、今年は31日と1週間近く遅い。「今年は(開幕まで)時間がある。今慌てて何かをする必要はない」といい、フルスイングは、スパイクで全力疾走できるまでお預けだと説明した。

 すでに開幕投手は断念しているが、打者としての調整なら3月に入ってからでも十分に間に合うという計算がある。

 名護での2次キャンプは13日に始まるが「このクールは少し落としながら、どこまで上げられるか見えたらいい」と、あくまでも先を見据え、慎重に大谷のペースを上げていく。 (竹村和佳子)

 

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